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【雪月花/松任谷由実】


ああ そんなに眩しい目で
みつめないで
昔 会った頃とは
もう ちがってる 私達
ああ いろんなことがあった
離れてから
口に出して 言わなくても
微笑み合えたなら いいの
満ち欠ける 月のように
日々に姿が変わっても
いつも あなただけは
私のことがわかると信じていた

ああ どんなに
夜を越えて 会いたかったか
死んだ方がましと思う
苦しさに名前を呼んだ
吹きすさぶ粉雪に
ひとり閉ざされていても
きっと 私だけは
あなたのことわかると思った

春が来て 緑は萌えて
今日の景色もまぼろしになる
そして また 冬が来るとき
今日の瞳に励まされる

ああ そんなに
やさしい目で みつめないで
なつかしくて なつかしくて
涙が止まらなくなるの
満ちて来る 陽の光に
雪解けの音がきこえる
やがて 哀しみにも時は流れ
海へと注いでいゆく
哀しみにも時は流れ
海へと注いでゆく

喜びながら分かち合っていっしょに運んでゆこう






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