5/6ﾍﾟｰｼﾞ目 ◆ 栗拾ひ ◆ ９10》生活 昼飯に少し間のあり栗拾ふ 赤星水竹居 どこからも見ゆる鞍岳栗拾ふ 古賀雁来紅 栗拾ふものの光の見ゆるとき 平畑静塔 子の声の山に弾けて栗拾ふ 西山すみ子 栗拾ふ家に錠なき一部落 武田忠男 栗拾ひねんねんころり云ひながら 一茶 鳴く虫をあらはに見つゝ栗拾ふ 水原秋櫻子 往診の靴の先なる栗拾ふ 金子伊昔紅 山びこのひとりをさそふ栗拾ひ 飯田蛇笏 栗拾ふをとめの声の妻の声 斌雄 知らぬ子とあうてはなれて栗拾ふ 左右 旅なれやひろひてすつる栗拾ふ 悌二郎 何の木のもとゝもあらず栗拾ふ 虚子 栗拾ふ両手のほかに何もなし 佐土井智津子 虚栗拾ふ茂吉も来し径か 阿部子映 栗拾ふ声か朝戸に風の音 及川 貞 どや～と風の朝の栗拾ひ 尾崎紅葉 月の夜の落栗拾ひ尽しけり 芥川龍之介 ◆ 栗飯 ◆ 栗飯のあたゝかく人を発たせけり 長谷川かな女 髪切つて母老いにけり栗の飯 松島千代 栗おこは言はずに過ぎし誕生日 北村菜々子 栗飯のまつたき栗にめぐりあふ 日野草城 栗飯の栗剥き悩む二人かな 尾崎紅葉 栗飯を炊きあぐ遠野物語 熊谷愛子 栗飯や夫婦のほかに仏も居 村越化石 栗飯や糸瓜の花の黄なるあり 正岡子規 栗飯や老いてしみじみ母の愛 伊東宏晃 栗飯や自己流でなす仏ごと 美濃部英子 ～栗拾ひ 栗飯～より私の好きな季語と私の俳句 ご感想もよろしくお願いします。 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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