6/6ページ目 ◆ 若煙草 懸け煙草 干し煙草 ◆ 8910》生活 ※ 若煙草 懸煙草 煙草干す 干し煙草 を季語とする句集。そのほかの煙草の句は、別に秋の季語のある句を掲載。 咲いてすぐ煙草の花の摘まれけり 幸 数限 干し煙草峡の夕日は家貫く 桜井博道 若煙草那須の一つ家かくしけり 長谷川かな女 汽笛知らぬ山の子の村煙草干す 清水清山 窓といふ窓に目貼し懸煙草 村山志水 ひとり夜の煙草火で焼く蝗かな 赤尾兜子 あたり待つ夜釣りの煙草唇を焼く 高橋斗志王 セルの袖煙草の箱の軽さあり 波多野爽波 懸け煙草黄ばみてやさし飛弾言葉 加倉井秋を 一湾に暮色ただよふ懸煙草 渡会昌広 懸煙草納屋と母屋をつなぎをり 堤 京子 雲の上に溶岩のぞく懸煙草 熊丸淑子 懸煙草小屋の高窓ふさぎけり 遠藤孝作 天高し煙草を吹かす癌患者 仙田洋子 雨降らぬ夜は火山灰降りぬ懸煙草 塚原 岬 懸煙草曲り屋いよよくらくなる 仲村美智子 懸け煙草くぐりて優し能登ことば 加倉井秋を 懸煙草めぐらし妻の生家なり 坂田羔風 巣につかぬ鶏けたゝまし懸煙草 石橋秀野 秋風にかがみ煙草火つく女 京極杞陽 ずっしりと縄のしなひて懸煙草 深見けん二 ものかげに煙草吸ふ子よ昼の虫 鈴木しづ子 子供等の空地とられて懸煙草 山口青邨 縁に干し庭に干したる煙草かな 高浜虚子 荒壁に煙草干したる山家かな 水落露石 孤つ家のわびしをとめが懸け煙草 及川 貞 栗焼て煙草を刻む老婆哉 寺田寅彦 柴垣に煙草干しけり鶏頭花 寺田寅彦 朝顔や煙草干場の片隅に 田中冬二 煙草の葉鰈のごとく干されゐる 田中冬二 懸煙草いたはり居れり露さむく 田中冬二 懸煙草ランプの笠とすれすれに 田中冬二 懸煙草音なき雨となりにけり 石橋秀野 若たばこ軒むつまじき美濃近江 蕪村 わさ蓑に煙の飛ぶや若たばこ 野坡 たばこ干す山田の畔の夕日かな 其角 朝の間のたけや目覚しの若たばこ 井原西鶴 たばこ干す寺の座敷に旅寐哉 高井几董 〜煙草棚〜より私の好きな季語と私の俳句 ご感想もよろしくお願いします。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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