5/5ページ目 ◆ 天高し ◆ 8910》天文 天高し預けし牛に逢いに来る 田丸踏青 待つだけに使ふ一日天高し 望月一美 竹とんぼ返してくれず天高し 八染藍子 子の神輿大人が揉んで天高し 細川加賀 天高し俄か庭師の鋏音 小泉はつゑ 弓なりに潮引く浜や天高し 高橋光江 天高し組体操の旗あがる 柳瀬都津子 天高し煙草を吹かす癌患者 仙田洋子 石あれば腰を下ろして天高し 村越化石 ◆ 秋夕焼 ◆ 牛減りて残る曲屋秋夕焼 清水寥人 秋夕焼風紋つねに影あたらし 鷲谷七菜子 鳩小屋に秋夕焼を賜はりぬ 石田波郷 校歌まだ歌えるふしぎ秋夕焼 渡邊禎子 ニツポニア・ニツポンに染む秋夕焼 仙田洋子 秋夕焼不二の黒さを残しけり 三木十柿 仏壇ある家の奥まで秋夕焼 柴田白葉女 鷺たかし秋夕焼に透きとほり 軽部烏頭子 秋夕焼旅愁といはむには淡し 富安風生 渤海の秋夕焼やすじをはる 加藤楸邨 秋霖の夕焼ほのと飛燕見ゆ 西島麦南 看取りにも終る日のあり秋夕焼 今井千鶴子 もう一度呼ばれて帰る秋夕焼 二村典子 俤も秋夕焼にいろどられ 加藤楸邨 秋夕焼燈もて応ふる淡路島 宮津昭彦 ◆ 秋の雷 ◆ 秋の雷つぶやきに似て鳴り終る 三浦ゆう うき草にむらさきはしる秋の雷 篠田悌二郎 船中の寝覚に聞くや秋の雷 村上鬼城 船を押す海人の屈強秋の雷 野見山朱鳥 木鋏の縁にひびきて秋の雷 山口誓子 秋の雷海びしびしと打ち据ゑて 樫村安津女 羽の色盗まれし鳥秋の雷 対馬康子 秋の雷澎湃と巌湧くごとし 加藤楸邨 青空とせめぎ合ふなり秋の雷 宮津昭彦 〜天高し 秋夕焼 秋の雷〜より私の好きな季語と私の俳句 ご感想もよろしくお願いします。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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