3/5ﾍﾟｰｼﾞ目 ◆ 秋の浜 ◆ ８９10》地理 砂浜の長しと思ふ秋の浜 秋山花笠 雲水の点々ゆけり秋の浜 阿保恭子 胸中に引く波ばかり秋の浜 手塚美佐 秋の浜見張櫓にからす鳴く 山田節子 靴跡のまつすぐにあり秋の浜 安原楢子 秋の浜見かへるたびに犬距る 山口誓子 日没の灯のすぐ馴染む秋の浜 殿村菟絲子 ぼんやりの素老人行く秋の浜 永田耕衣 寂しさや須磨にかちたる浜の秋 芭蕉 秋汀をゆき行き果つるところなし 富安風生 ◆ 秋の海 ◆ ８９10》地理 矢狭間より昔の秋の海見ゆる 文挾夫佐恵 水際の水透きとほり秋の海 島崎伸子 つかのまの絃歌ひびきて秋の海 飯田蛇笏 秋の海那智山滝を落しけり 内藤吐天 秋の海深きところを覗き過ぐ 山口誓子 父の手を離さぬ幼女秋の海 西尾 一 東尋坊遠ざかりたる秋の海 赤松柳史 絶壁の下にたゝへて秋の海 高浜年尾 みをつくし遥々つゞき秋の海 高浜虚子 てゝら干竿ひやひやと秋の海 見道 夕陽に馬洗ひけり秋の海 正岡子規 ガラス戸の隅隅にまで秋の海 阿波野青畝 風呂に入れば小窓に秋の海寒し 寺田寅彦 秋の海剣を沈めて暮にけり 尾崎紅葉 江の島はにはかに近し秋の海 吉屋信子 秋の海芥に根づく藻が真青 加藤知世子 ～秋の浜～より私の好きな季語と私の俳句 ご感想もよろしくお願いします。 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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