1/6ﾍﾟｰｼﾞ目 ◆ 優曇華 うどんげ ◆ ７８》動物 ※クサカゲロウの卵の塊を指す句、或いは、不可解な謎の集団を指して、優曇華 うどんげ と表現した句など 弟はまだ優曇華の映画館 高野ムツオ 新宿二丁目にて優曇華の合唱す 高野ムツオ 優曇華に夕日さしゐる京都御所 飯田龍太 旅立ちの朝の優曇華ありがたし 渕野なぎさ 西日の妻きっと優曇華つれてくる 加川憲一 優曇華は海へ行かむとふるへけり 永末恵子 犯人も住み易き世優曇華に逆光 宮崎二健 優曇華仰ぐうとまるる酒飲み終り 原子公平 アルバムに優曇華の丈揃ひけり 大木あまり 優曇華の家より父母の流離かな 大木あまり 優曇華の附きし団扇を大切に 石田波郷 疲れ眼に優曇華白きもの点ず 中村菊一郎 柱拭くとき優曇華の高さかな 水野恒彦 赭き月出づ優曇華の孵る夜か 根岸善雄 優曇華に薄絹月夜つづきをり ほんだゆき 優曇華に薬ほとほと飽きにけり 石田あき子 優曇華をぬぐひしおびえ手に残る 市川玲子 優曇華のここに南朝終りけり 鎌倉博史 優曇華を拭ひしあとの虚ろかな 小林康治 電燈を逆立て照らす優曇華を 大野林火 優曇華と一億年の樹下に在り 佃 悦男 より添いて優曇華となる少年たち 寺井谷子 季に遅れし薔薇の蕾に優曇華の 咲きつつ饂飩粉病はびこれり 齊藤 史 優曇華に夫呼べば子も犬も来て 大石悦子 優曇華が咲きたり誤診ときたまに 品川鈴子 E=mc2この霧函に優曇華を憑けよう 加藤郁乎 ～優曇華 うどんげ～より私の好きな季語と私の俳句 ご感想もよろしくお願いします。 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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