8/12ページ目 ◆ 鳳仙花 爪紅 ◆ 789》植物 ※ 植物図鑑では7月の花。俳句では、8月9月・初秋の花。 正直に咲いてこぼれて鳳仙花 遠藤梧逸 過ぎしことみな懐しや鳳仙花 徳永球石 小商ひ殖えし路地うら鳳仙花 中村苑子 工員のもの干すところ鳳仙花 阿部みどり女 鳳仙花通る度ごと触れてみる 岡村喜代子 落日に蹴あへる鶏や鳳仙花 飯田蛇笏 煮炊して留守守る童女鳳仙花 富安風生 降り足らぬ砂地の雨や鳳仙花 杉田久女 鳳仙花の赤散る雨の降りはじめ 細見綾子 鰺の鮨つくりなれつつ鳳仙花 水原秋桜子 鳳仙花機嫌よき種飛ばしけり 朝倉和江 泣いて勝つことを覚えて鳳仙花 柴野 静 かそけくも喉鳴る妹よ鳳仙花 富田木歩 草がくれ種とぶ日なり鳳仙花 水原秋櫻子 すぐ慣るる家畜の匂ひ鳳仙花 黒坂紫陽子 爪紅の鰺干す中に咲けるあり 鷹野清子 鳳仙花がくれに鶏の脚あゆむ 福永耕二 母に似ぬ子の福耳や鳳仙花 水原春郎 鳳仙花母とゐて茶も飲み飽きぬ 黒木野雨 爪紅や童女の世界夕焼けつつ 岡本まち子 子の残す泥の手型や鳳仙花 原田早苗 鳳仙花一つはじけぬ死はそこに 猿山木魂 鳳仙花露の香あまく日に濡れぬ 西島麦南 飯籠掻けば鶏かけよりぬ鳳仙花 西山泊雲 爪紅の雪を染めたる若菜かな 泉 鏡花 姉母似妹母似鳳仙花 坊城俊樹 そば通るだけではじけて鳳仙花 川口咲子 百姓の大往生や鳳仙花 深川正一郎 餌追はれて猫の横目や鳳仙花 原 月舟 移り来し人の喪服や鳳仙花 石島雉子郎 鳳仙花空けば又住む門長屋 石島雉子郎 爪紅や叱られて地に何を描く 藤村克明 山寺の局造りや鳳仙花 前田普羅 鳳仙花昨日の如く散りてあり 前田普羅 〜鳳仙花〜より私の好きな季語と私の俳句 ご感想もよろしくお願いします。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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