4/5ページ目 ◆ 今朝の秋 秋立つ 秋に入る◆ 8》時候 秋たつや何におどろく陰陽師 与謝蕪村 ※麦秋や何におどろく屋根の鶏 与謝蕪村 釣瓶切れて井戸を覗くや今朝の秋 夏目漱石 ゆきひらに粥噴きそめし今朝の秋 石川桂郎 摩天楼の頂に秋来てゐたり 長谷川 櫂 和三盆口にほどけて今朝の秋 三島富久恵 ※和三盆=砂糖菓子 落雁 今朝秋のよべを惜みし灯かな 大須賀乙字 今朝秋や見入る鏡に親の顔 村上鬼城 今朝秋の雨のわづかに立ち濡るゝ 下村ひろし 土近く朝顔咲くや今朝の秋 高浜虚子 洟かんで耳鼻相通ず今朝の秋 飯田蛇笏 今朝秋や鱈子の焦のかんばしき 小川軽舟 鏡屋の鏡に今朝の秋立ちぬ 尾崎放哉 これこそと何も見初めず今朝の秋 千代尼 硝子(ビードロ)の魚おどろきぬ今朝の秋 與謝蕪村 草花を画く日課や秋に入る 正岡子規 足早に秋来る雨の登り窯 古賀まり子 秋立つや汀の草に鎌をとぐ 寺田寅彦 ◆ 秋暑し 残る暑さ ◆ 8910》時候 道に干す漁網の匂ひ秋暑し 小路紫峡 秋暑し鹿の匂ひの石畳 木村蕪城 窓開けて残る暑さに壁を塗る 平間彌生 秋暑しにはとり交る人の前 大野林火 秋暑し叔父の墓標は見当らず 徳川夢声 蝶つまめば恐しき貌の秋暑し 渡辺水巴 秋暑し覚めても腕に畳の目 木下夕爾 秋暑しホームにあまる無蓋貨車 木下夕爾 濁り合ふ長江浦江秋暑し 杉本 寛 快気祝着きし後の訃秋暑し 杉本 寛 犬も曳く粉屋ぐるまや秋暑し 室生犀星 にんじんの花のこりゐて秋暑し 田中冬二 べた足の家鴨出歩き秋暑し 辻田克巳 夕日さす漬物樽や秋暑し 内田百間 秋暑き汽車に必死の子守唄 中村汀女 〜今朝の秋 秋暑し〜より私の好きな季語と私の俳句 ご感想もよろしくお願いします。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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