7/8ﾍﾟｰｼﾞ目 ◆ 昼寝 ② ◆ ５６７８》生活 蔓のびる村の昼寝のふかさだけ 中嶋秀子 幼きが草のやうにも昼寝する 細見綾子 むつくりと昼寝児ひとり起きて来し 高橋淡路女 死の街と化すスペインの昼寝時 後藤綾子 何か負ふやうに身を伏せ夫昼寝 加藤知世子 みとられて昼寝の顔を我に向け 品川鈴子 田の人よ御免候らへ昼寝蚊屋 小林一茶(58) 昼寝より覚め父もゐず母もゐず 鷹羽狩行 鉄橋下岩散乱す昼寝覚め 飯田龍太 はるかまで旅してゐたり昼寝覚 森 澄雄 暑き日の昼寝は少し死ぬに似て 山田みづえ やはらかき稚子(ちし)の昼寝のつづきけり 山口誓子 蝉を近づけ昼寝の母を子がのぞく 加藤秋邨 楽寝昼寝われは物草太郎なり 夏目漱石(36) 子やあはれ泣くにも間ある昼寝覚め 中村汀女 剃髪は昼寝の夢でありしかな 鈴木真砂女 昼寝より覚めてこの世と知りにけり 鈴木真砂女 うぐひすに後を見せて昼寝かな 中村史邦 昼寝覚相撲もつたり動きをり 高田風人子 海女昼寝ほつほつ覚める頃の波 阿波野青畝 松の木に庭師来て居り昼寝覚 前田普羅 応と目をひらき再び昼寝しぬ 阿波野青畝 昼寝してみせばや庵の若葉風 内藤丈草 二人して何もつくらず昼寝覚 鈴木六林男 我生の今日の昼寝も一大事 高浜虚子 昼寝覚めれば誰かが死んでをり 石原八束 屋根瓦ずれ落ちんとして午寝かな 渡辺水巴 昼寝覚うつしみの空あをあをと 川端茅舎 ～昼寝～より私の好きな季語と私の俳句 ご感想もよろしくお願いします。 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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