1/8ﾍﾟｰｼﾞ目 ◆ 昼寝 ① ◆ ６７８》生活 ひや～と壁をふまえて昼寝哉 松尾芭蕉 吾子昼寝ミシンの脚をつかまへて 加倉井秋を 昼寝子に添ひて眠れる座敷犬 井口朝子 昼寝子や生れし日のごと髪濡れて 石川桂郎 腹がけに金の一文字昼寝の嬰 山田登美子 桑畑を山風通ふ昼寝かな 松本たかし 瓜泳ぐ昼寝の村の水汲み場 太秦女良夫 昼寝して仏の顔となりにけり 宮武章之 昼寝せむ塔組みあげし匠らと 山本 源 斬られたるごとく昼寝の道具方 吉岡桂六 田に向きて昼寝姿の死もありぬ 佐々木典太 あの世にも顔出しにゆく大昼寝 瀧 春一 亡き夫の声のどこかに昼寝覚 宮崎みさを 青林檎昼寝のちさき掌をはなれ 谷野予志 家中が昼寝してをり猫までも 五十嵐播水 魂棚の見えて淋しき昼寝かな 村上鬼城 日盛や所かへたる昼寝犬 元 田植あと昼寝の蹠やはらかし 加藤楸邨 勿体なや昼寝して聞く田植唄 小林一茶 窓なりに昼寝の台や簟(たかむしろ) 松尾芭蕉 昼寝してすこしこの世を留守にする 三木正美 昼寝覚われに妻子のありてをかし 大串 章 愕然として昼寝さめたる一人かな 河東碧梧桐 悉く昼寝のまへと変りなし 藤田湘子 昼寝より覚めればもとのひとりかな 安西可絵 たましひのほとほとわびし昼寝覚 日野草城 座敷犬人の顔して昼寝せり 竹内瑞芽 家中の昼寝を赤子覚ましけり 前原早智子 病む夫のわれに昼寝をせよといふ 三浦文恵 天寿とは昼寝の覚めぬ御姿 阿波野青畝 人を見て又々むりに昼寝哉 小林一茶 文机に顔押しつけて昼寝かな 正岡子規 人並に昼寝したふりする子哉 小林一茶 昼寝覚めもつとも遠く夫の居り 八牧美喜子 眠る間も妻の居ざりし昼寝覚む 右城暮石 土工等の昼寝の刻を蝶雀 右城暮石 句帖めがね昼寝のまくらあればよし 西本一都 鐘長く鳴りぬ昼寝の牧夫らに 田村了咲 緬羊は野に充ちてあり昼寝覚 田村了咲 ～昼寝～より私の好きな季語と私の俳句 ご感想もよろしくお願いします。 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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