6/19ページ目 ◆ 田水沸く ◆ 78》地理 田水沸く播磨に鍛冶の神多し 吉本伊智朗 水城址ちぎれちぎれに田水沸く 竹下流彩 駅よりの道ひとすじの田水沸く 水本石草 恙なき暮らし日々田水沸く 下硲 紀子 落書の役者の名前田水沸く 土屋秀穂 晩年や船酔いのよう田水沸く 児玉悦子 父老いしめ母老いしめて田水沸く 高橋悦男 肥効いて稲くろぐろと田水沸く 市村究一郎 理髪店出る人の影田水沸く 桂 信子 老農の眉目しづかに田水沸く 志摩芳次郎 田水沸く永代経を所望して 佐々木六戈 民宿の真昼音なく田水沸く 角 淳子 田水沸く遠嶺雲を育てつつ 米沢吾亦紅 日祷の乙女に近く田水沸く 下村ひろし 黒眼鏡暗しふるさと田水沸く 西村公鳳 田水沸く錆びた時間がうごきだす 富岡ひろし 田水沸く昼のいつとき馬眠り 関川竹四 荼毘煙葡ひゆく方の田水沸く 村上四明 田水沸く話聞くとき風まとも 宇多喜代子 濱人の八十八年田水沸く 原田 喬 只ならぬめの字絵馬なり田水沸く 辻桃子 ◆ 日焼田 焼け田 旱田 かんばつ田 ◆ 78》地理 遅々として日焼田の穂の出揃はず 都甲 康枝 日焼田や二反はからき落し水 正岡子規 日焼田をあはれと見るも日毎かな 高濱虚子 旱田の水口に佇ち畦に佇ち 堅田春江 照り続く焼け田の中や磯の市 内藤丈草 旱魃田蝙蝠傘が訪ね来る 高野ムツオ ※旱魃田 かんばつ田 車窓より拳現われ旱魃田 金子兜太 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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