17/19ページ目 ◆ 夕焼 ◆ 78》天文 夕焼の港に鳩の降る日かな 小林康治 夕焼雲ですよと妻の割烹着 向山隆峰 夕焼のどこに立ちても荒き海 福田甲子雄 二十六聖人大夕焼に合掌す 能村登四郎 満天の夕焼雲が移動せり 加藤楸邨 夕焼けて客を待ちゐる屋形船 松岡芙蓉 夕焼を見る劇場の厠窓 星野恒彦 はたらいて大夕焼の端にゐる 菅原鬨也 甘藍をだく夕焼の背を愛す 飯田龍太 夕焼のながかりしあと鮑食ふ 森 澄雄 子を遠く大夕焼に合掌す 中村汀女 十歩して夕焼さめし麻畠 野沢節子 夕焼や未来都市なる埋立地 岩崎照子 鯖火見ゆ天の夕焼とつゞきつゝ 水原秋桜子 夕焼空燃えきはまれりソーダ水 木下夕爾 死を囃すごと夕焼の空ベッド 岡部弾丸 夕焼のいつかをさまり星二つ 高浜年尾 水中に夕焼浄土蓮の花 川村紫陽 夕焼て指切の指のみ残り 川崎展宏 濃夕焼泥田をいでず泥夫婦 橋本多佳子 夕焼のうつせみと蝉相識らず 澁谷 道 干梅の皺たのもしく夕焼くる 竹下しづの女 〜夕焼〜より私の好きな季語と私の俳句 ご感想もよろしくお願いします。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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