7月の例句集

天文 地理

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◆ 夏の川 ◆
5678》地理



湖にはじまる流れ夏の川      武石花汀



もたれたる手摺の下の夏の川    大谷孝子



川下の郷へ雛増す夏の川      池上樵人



子に送られて朝越ゆる夏の川    廣瀬直人



夏の川跳んで明日もまた会へる   伊藤昌子



夏の川子の眼が流れ雲流れ     二村典子



離郷せし身のあとさきに夏の川   対馬康子



訃のしらせうけて夜目利く夏の川   渋谷道



夏川の雄々しさにおし黙りゐつ   細見綾子



夏川の昏れて青竹を牛負ひ来    森 澄雄



夏川のこゑともならず夕迫る    飯田龍太



夏川や砂さだめなき流れ筋     飯田蛇笏



夏川のみどりはしりて林檎園    飯田龍太



夏川に架かれる橋に木戸ありぬ   高浜虚子



夏川に濯ぎて遠き子を思ふ     中村汀女



夏川の美しき村又訪はん      高野素十



支那の人みな夏川に石投ぐる    岸本尚毅



夏川や城を出て来て馬洗ふ     竹村秋竹



夏川や死後とは知らず横たわる   和田悟朗



夏川を越ゆ双脇に子を垂らし    飯田龍太



夏川やつたいありきつ里の背戸   立花北枝



夏川や中流にしてかへり見る    正岡子規



夏川や馬つなきたる橋柱      正岡子規



くるゝ迄子の遊びけり夏の川    正岡子規



鮎はねて跡静かなり夏の川     正岡子規



夏川や水の中なる立咄し      正岡子規



夏川や枕にひゞく山の宿      正岡子規



夏川にそふて面白し下り道     正岡子規



夏川の泥に嘴入るゝ家鴨哉     正岡子規



酒売の夏川こえて岡越えて     正岡子規



夏川やいづくの雨の濁り水     正岡子規



夏川に土をつめたる俵哉      正岡子規



夏川や小橋たわゝに水を打つ   正岡子規



何処へなりと遊べ夏山夏の川    正岡子規



夏川や吾れ君を負ふて渡るべし   正岡子規



夏川や橋はあれど馬水を行く    正岡子規



夏川や溢れて草を流れこす     正岡子規



夏川や鍋洗ふべき門搆       正岡子規



夏川や高くかゝげし紅の裙     正岡子規



夏川や渡らぬ人の水を行く     正岡子規



夏川のあなたに友を訪ふ日哉    正岡子規



夏川の境も知らず溢れけり     正岡子規



日光や夏川走る草の中       正岡子規



橋なくて入立ち戻る夏の川     正岡子規



裾かゝげ夏川わたる下駄ながら   正岡子規



夏河を越すうれしさよ手に草履   与謝蕪村



     高 夏
     く 川
   紅 か や
   の ゝ  
   裾 げ  
 子   し  
 規      




 
〜夏の川〜より私の好きな季語と私の俳句
ご感想もよろしくお願いします。





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