14/19ページ目 ◆ 雲の峰 A ◆ 黒人の唇に音楽雲の峰 仙田洋子 雲の峰屈葬のほか何も見ず 橋本榮治 雲の峰八方焦土とはなりぬ 加藤楸邨 生々と切株にほふ雲の峰 橋本多佳子 早稲の香や夜さりも見ゆる雲の峰 小林一茶 雲の峰また鶸の鳴き渡るなり 飯田龍太 雲の峰いよいよ雲の力で立つ 鷹羽狩行 雲の峰石伐る斧の光かな 泉 鏡花 ゆづり葉に一線の朱や雲の峰 原 石鼎 雲の峰土手行く人を呑まんとす 佐藤紅緑 投げ出した足の先也雲の峰 小林一茶 雲の峰きのふに似たるけふもあり 加舎白雄 野社に太鼓うつなり雲の峰 立花北枝 取りつきて消ゆる雲あり雲の峰 千代女 乳母車が佝僂(くる)の歩行器雲の峰 国弘賢治 ※佝僂(くる)=佝僂病(くるびょう) 雲の峰人間小さく働ける 星野立子 雲の峰音立てて貨車つながりぬ 秋山牧車 雲の峰大志は山に閉さるる 福田甲子雄 人形のだらりと抱かる雲の峰 保坂敏子 雲の峰臨月信楽狸かな 仙田洋子 突然に腕掴まるる雲の峰 和田耕三郎 新しきセンターライン雲の峰 二村典子 血にわづか鉄の味する雲の峰 辻 美奈子 洛北や夜目にも白き雲の峰 岩田由美 雲の峰ほどの思ひの我にあらば 松瀬青々 舟着きて揺るる浮き橋雲の峰 加藤憲曠 空(くう)をはさむ蟹死にをるや雲の峰 河東碧梧桐 雨と成恋はしらじな雲の峰 与謝蕪村 聲すれど禽樹を出でず雲の峰 高田蝶衣 しづかさや湖水の底の雲の峰 小林一茶 揚州の津も見へそめて雲の峰 与謝蕪村 兵俑となりても序列雲の峰 鈴木やす ※兵俑 へいよう 兵隊の姿の像…始皇帝の兵馬陵など 〜雲の峰〜より私の好きな季語と私の俳句 ご感想もよろしくお願いします。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
w友達に教えるw [編集] 無料ホームページ作成は@peps! |