8/10ページ目 ◆ 秋を待つ 秋待つ ◆ 78》時候 瑠璃色の海を秋待つ心とし 細見綾子 鶴一つ痩せて秋待つ木の実かな 各務支考 秋待つと拈るべうなり麦の髯 尾崎紅葉 拈りつゝ秋待つらしも麦の髯 尾崎紅葉 涼しき斑染めて秋待つ薊の葉 大島民郎 過ぎしこと水に流して秋を待つ 南雲 秋を待つ佛具一つを買ひ足して 野見山ひふみ おのづから秋を待つ句の詠めしかな 久保田万太郎 ◆ 夏深し ◆ 78》時候 楡(にれ)の枝の夕星ひそと夏深し 村沢夏風 縞馬は神の悪戯夏深し 岸田雨童 灼熱のびいどろを吹き夏深し 渡辺立男 道不意に山にもたれて夏深し 中尾壽美子 丸ビルも白く覆はれ夏深し 稲畑廣太郎 夏深し万岳すでに蒼を帯び 福田蓼汀 夏深し一字忘じて索く大辞書 北野民夫 双塔に教会灯り夏闌けぬ 八木林之介 夏深しバット素振りの山の子に 飯島晴子 四辻に雀跳び居り夏深し 内田百間 夏深し或る夜の空の稲光 井上井月 〜秋を待つ〜より私の好きな季語と私の俳句 ご感想もよろしくお願いします。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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