7/10ﾍﾟｰｼﾞ目 ◆ 極暑 酷暑 猛暑 ◆ ７８》時候 静脈の浮き上り来る酷暑かな 横光利一 仏らに極暑の風のすこし吹く 宇野隆雄 朽ち仏木に還りつつ極暑来る 野見山ひふみ 汽車たてばそこに極暑の浪の群れ 吉岡禅寺洞 種犬の血は紫よ酷暑来る 平吹史子 草むらも酷暑の夜勤もみな苛立ち 金子兜太 積み上げし書が目の高さ酷暑来る 松本 旭 赤さびの船着き極暑の荷を下ろす 伍賀稚子 蓋あけし如く極暑の来りけり 星野立子 夜の港極暑の芥たたへたる 五十嵐播水 嘴あけて歩く極暑の大鴉 大西一冬 月青くかかる極暑の夜の町 高浜虚子 酷暑なり写楽の貌をして歩む 千手和子 夜の港極暑の芥たたへたる 五十嵐播水 われのみに見ゆ昼星や極暑来 森川暁水 極暑歩む胃に穴多き課長たち 櫂未知子 内干しの玉葱小屋の猛暑かな 藤田あけ烏 箸とれど極暑の膳の興もなや 水原秋桜子 頷くに声の遅るる猛暑かな 鈴木恭子 やくざ街酷暑の月が歪みをり 村山古郷 極暑なる野菜炒めの鍋飛び出て 伊藤京子 舌いちまい口に含める猛暑かな 赤松ケイ子 此の酷暑梅むらさきに干上りぬ 久米正雄 たがためのいのち酷暑に継がむとす 野澤節子 極暑なりくちびる赤きまゝ逝きし 沢木欣一 極暑の夜父と隔たる広襖 飯田龍太 ～酷暑 猛暑～より私の好きな季語と私の俳句 ご感想もよろしくお願いします。 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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