2/10ページ目 ◆半夏生 半夏雨◆ 7》時候 医通ひの片ふところ手半夏雨 大野林火 風鈴の夜陰に鳴りて半夏かな 飯田蛇笏 夜へ継ぐ工場の炎や半夏雨 角川源義 膝折つて爪切る妻や半夏雨 冨田みのる 返し文ひと日鞄に半夏雨 下田 稔 真言の屋根に桶置く半夏かな 藤田あけ烏 綺羅綺羅と草の惧るる半夏雨 櫛原希伊子 総会の一人芝居や半夏雨 杉本 寛 半夏水や野菜のきれる竹生嶋 森川許六 ぼこぼこの太鼓が蔵に半夏雨 藤田湘子 外湯まで雨傘さして半夏寒む 清水基吉 若狭路の仏を恋へば半夏雨 角川春樹 笛吹の川の音色も半夏かな 本宮鼎三 絵暦を解く百姓に半夏雨 戸塚時不知 母逝きて父残りけり半夏雨 吉原香苗 一人居のもの言はぬ日や半夏雨 藤本スエ子 昼と夜を錯覚したり半夏雨 宮地英子 山坊に白湯沸いてゐる半夏かな 木内彰志 半夏雨青くらがりの藪椿 安部安閑子 板の上に砂ひろげある半夏かな 斉藤美穂子 半夏雨鶏どもにただ暗き空 辻田克巳 青大将納屋に潜める半夏かな 牧野寥々 帰りきし家裾に沁み半夏雨 下田 稔 女の畦崩れやすくて半夏雨 影島智子 ※烏柄杓(からすびしゃく)あるいは、片白草(かたしろぐさ)の別名を半夏(はんげ)と云う。 この植物が生える7月2日前後を示す季語が『半夏生(はんげしょう)』。 半夏の語意は、仏教用語の夏安居(げあんご)の期間(100日)の最終期間の半ば過ぎに当たる日のことになる。 〜半夏雨〜より私の好きな季語と私の俳句 ご感想もよろしくお願いします。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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