7/8ﾍﾟｰｼﾞ目 ◆ 青葉木菟 ◆ ５６》動物 …あおばずく 木菟 ずく / みみずく 廃坊に住む灯まばらに青葉木菟 岡部六弥太 灯を洩らし居りて本坊青葉木菟 森田 峠 青葉木菟峰の朝月まだ消えぬ 大櫛静波 青葉木菟村に夜遊び廃れずに 大野林火 夫恋へば吾に死ねよと青葉木菟 橋本多佳子 青葉木菟碇泊燈は隠岐通ひ 木村蕪城 人の世の海山澄めと青葉木菟 多田裕計 青葉木菟霧ふらぬ木はなかりけり 加藤楸邨 青葉木菟啼く夜を重ね窯火守る 藤陵紫泡 故郷という鉄格子青葉木菟 田仲了司 青葉木菟甕いっぱいに明日の水 菅原多つを 青葉木菟忘却という卑怯者 一ノ瀬タカ子 青葉木菟母の足湯のながきかな 小原啄葉 遺さるること怖ろしき青葉木菟 佐藤信子 吾よりも若き父の忌青葉木菟 山田健弘 子があれば子をおもふなり青葉木菟 成瀬桜桃子 青葉木菟月ありといへる声の後 水原秋桜子 温泉にひそむ女のけはひ青葉木菟 鷲谷七菜子 青葉木菟闇の深さをまた鳴ける 関根章子 散らかつて落ちつく書斎青葉木菟 田中とし子 透析も六年目なり青葉木菟 鳥飼美穂 大佛を隔て応ふる青葉木菟 狹川青史 こくげんをたがへず夜々の青葉木菟 飯田蛇笏 星空の中から聞こえ青葉木菟 石井とし夫 マッチすれば森の揺るるよ青葉木菟 関森勝夫 目をみはる雛に夜語り青葉木菟 堀口星眠 書き出しの一章決まる青葉木菟 関森勝夫 青葉木菟一樹伐られてその後来ず 佐野美智 青葉木菟姉亡き家の涼し過ぐ 羽部洞然 からびたる聲とこそ聞け青葉木菟 相生垣瓜人 青葉木菟つくづく夫は早死よ 関戸靖子 点字にも漢字が欲しや青葉木菟 辻 桃子 切り抜きし… ホテル守り… ～青葉木菟(アオバズク)～より私の好きな季語と私の俳句 ご感想もよろしくお願いします。 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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