6/8ページ目 ◆ 雲雀 ◆ 4567春夏》動物 オートバイ荒野の雲雀弾き出す 上田五千石 くさめして見失うたる雲雀かな 横井也有 庵室や雲雀見し目のまくらやみ 召波 看護婦の非番の空に雲雀鳴く 高橋富里 まりそれてふと見附たる雲雀哉 小林一茶 読書するまに少年老いて草雲雀 寺山修司 雲雀野に古墳乳房のごと並ぶ 宗像夕野火 ▲俳句画像.jpg 日輪にきえ入りてなくひばりかな 飯田蛇笏 雲雀より空にやすらふ峠かな 松尾芭蕉 雨の日は雨の雲雀のあがるなり 安住 敦 朝はしる駒の蹴あげの雲雀かな 蓼太 はなのさく草は巣にせであげ雲雀 松岡青蘿 揚雲雀母校はいまも山を背に 藤岡筑邨 雨の中雲雀ぶるぶる昇天す 西東三鬼 雲雀巣に育つを見つつ通学す 小山白楢 てのひらの匂い雲雀の巣の匂い 坪内稔典 ▲俳句画像.jpg 雲雀の巣見つけしことを言はざりし 真鍋蕗径 物草の太郎の上や揚雲雀 夏目漱石 揚雲雀つくづく旅と思ふなり 金久美智子 少年の口臭かすか揚雲雀 行方克己 ◆ 揚羽蝶 ◆ 567夏》動物 揚羽蝶おいらん草にぶら下る 高野素十 木の暗を音なくて出づ揚羽蝶 山口誓子 おのれより巨き影つれ揚羽蝶 福永耕二 揚羽蝶誇りの翅の大破して 山口波津女 捕虫網ふるへてとれぬ揚羽蝶 天野佐喜子 揚羽蝶ひらかなのごと宙舞へり 谷口桂子 海近き駅に降り立つ揚羽蝶 田中裕明 旅に出るやうに家出を揚羽蝶 櫂未知子 ついてゆく揚羽蝶あり撒水車 高野素十 揚羽蝶もつれ合ふとき藍発す 羽部洞然 揚羽蝶飛ぶ密林を知りつくし 右城暮石 絵硝子の秘色をぬすむ揚羽蝶 朝倉和江 揚羽蝶おのれの翳に疲るるや 朝倉和江 漆黒の揚羽蝶彫り陶枕 辻 桃子 揚羽蝶蹤きゆく吾とひと知るや 福永耕二 我が来たる道の終りに揚羽蝶 永田耕衣 揚羽蝶困ず吾在り妻と在り 永田耕衣 稲架 (はざ) 照らす提灯の紋ぞ揚羽蝶 水原秋櫻子 柱状節理揚羽蝶まぎれ入る 駒志津子 晒井の底より見たる揚羽蝶 加藤かけい ※ 晒井(さらしい)=井戸掃除中の井戸のこと 海のいろたたへてうるむ揚羽蝶 朝倉和江 揚羽蝶使者のごとくに遺跡ゆく 鈴木照子 揚羽蝶渡ればやみぬ汐まねき 楠部九二 この道はみなとにつづく揚羽蝶 宗田安正 わが墓を嗅ぎあてにけり揚羽蝶 宗田安正 揚羽蝶鏡に入りて黄を濃くす 谷口桂子 大揚羽蝶牛車の軽き荷の上を 八十島 稔 うつうつと最高を行く揚羽蝶 永田耕衣 鎌倉やことに大きな揚羽蝶 桂 信子 長生やある時間以後揚羽蝶 中尾寿美子 揚羽蝶遠忌の柱叩くかな 柿本多映 絵硝子の秘色をぬすむ揚羽蝶 朝倉和江 揚羽蝶おのれの翳に疲るるや 朝倉和江 揚羽蝶ねむりの国の蒼くあり 桂 信子 壺の蜜ゆるみはじめる揚羽蝶 桂 信子 天降り来て身心臭し揚羽蝶 永田耕衣 〜揚羽蝶〜より私の好きな季語と私の俳句 ご感想もよろしくお願いします。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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