5/10ページ目 ◆ 雀の子@ ◆ 2345》春 動物 魚河岸のあらき情に雀の子 有馬籌子 山晴るる牛方宿に雀の子 櫛原希伊子 戌の日の帯解寺に雀の子 太田壽子 在原寺雀の子まだ飛べずして 細見綾子 かたばみに雨ぴちぴちと雀の子 矢島渚男 雀の子石燈籠をいぶかしむ 沢木欣一 虫けらに勝つて芝跳ぶ雀の子 林 翔 雀の子一尺とんでひとつとや 長谷川双魚 雀の子藪いでて顔ふくらます 長谷川双魚 平らかな地をすこし跳び雀の子 長谷川双魚 一本の藁しべ軒に雀の子 石橋秀野 老松のどこか揺るゝは雀の子 飴山 實 * 落柿舎や頭めぐらす雀の子 大木あまり * 落柿舎 らくししゃ /京都市右京区嵯峨(さが)にあった向井去来の別宅。師の芭蕉がこの庵を訪ねて「嵯峨日記」を残した。 水浴びの溺れるごとし雀の子 山県よしゑ 雀の子ふりむくことは知らぬらし 神田ひろみ 甲斐性のなくてゐ *竝ぶ雀の子 佐々木六戈 * (なら)ぶ 看板の傾きてゐる雀の子 佐々木六戈 聲がして葬儀半ばの雀の子 佐々木六戈 戒名をつけてやらねば雀の子 佐々木六戈 雀の子早う帰りやれ燈がともる 高田蝶衣 父の骨一片もらひ雀の子 辻 桃子 しかばねも鳥のかたちに雀の子 斎藤 玄 濱草に踏めば踏まるゝ雀の子 原 石鼎 囀りの国より零れ雀の子 斉藤美規 繭部屋に立てたる梯子雀の子 藤田あけ烏 雀の子砂を浴びたる跡ならぶ 後藤夜半 雀の子算盤塾の外にこぼれ 南 典二 小坊主や隠し持ちたる雀の子 円谷枯山 雀の子生涯白きままの腹 宇多喜代子 雀の子こけるこけると走りけり 原田 喬 とぎ汁のはじめは濃ゆし雀の子 大峯あきら 慈悲すれば糞をする也雀の子 小林一茶(62) つづく 猫の飯相伴するや雀の子 小林一茶(61) 牢屋から出たり入たり雀の子 小林一茶(61) 雀の子そこのけ〜御馬が通る 小林一茶(57) 赤馬の鼻で吹けり雀の子 小林一茶(49) 穴一の穴に馴けり雀の子 小林一茶(47) 雀の子はや羽虱をふるひけり 小林一茶(46) 雀の子一羽のための入日どき 加藤秋邨 雀の子家に入り来てけろりとす 角川源義 いやな餌をぷいととばして雀の子 橋本鶏二 ◆ 雀の子A ◆ 子雀に蛙の卵うじやうじやある 金子兜太 もう一つ上なる枝へ雀の子 村越化石 智恵子恋ふ砂のゑくぼに雀の子 神蔵 器 寄道をせず子雀と帰宅せり 菊地澄子 子雀の短き命みとりけり 菊地澄子 雀の子青きものたべ青き糞 佐藤喜孝 子雀のひとり歩きや道の端 河合笑子 子雀の里親となる教師室 菊地英雄 雀の子落ちて健気な走り飛び 芝 尚子 子雀の兄弟残し園閉じる 川合まさお 雀の子土俵の砂を浴びに来る 工藤義夫 葭切の声も習ひて雀の子 岡井省二 奥の間の祖母と気の合ふ雀の子 荒川美邦 子雀や和食パン食三世代 中田敏子 芽柳の伸びたる塀に雀の子 山城やえ 牧牛の背より飛び翔つ雀の子 伊佐春子 土壁に穴あいてをり雀の子 武田和代 一人にも日の明け暮れに雀の子 小田知人 自作俳句画像アルバム/今日の季語〜雀の子〜より一句 すべて最新作です。過去の写真俳句は、リンク画像を見て下さい。ご感想もよろしくお願いします。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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