10/13ページ目 ◆ 黄砂 ◆ 345春》天文 岸壁に来し郵便車黄砂降る 横山白虹 ▲俳句画像.jpg 黄砂ふる朝より二杯目のコーヒー 足柄史子 黄砂ふる子の落書のボンネット 蔵本丈晶 故郷は海峡の果て黄砂降る 武内英子 戦艦は海底にあり黄砂降る 大庭紫逢 戦没碑瓶の中まで黄砂降る 宇都宮靖 黄砂来る胸に馬蹄のペンダント 高橋 叶 黄砂降る長城に立つ葬り終へ 杉本 寛 黄塵(こうじん)に染む太陽も球根も 百合山羽公 つちふるや大和の寺の太柱 大峯あきら 霾(ばい)ぐもり大鉄橋は中空に 山崎星童 霾天(ばいてん)や沙漠が抱く月の湖 山田涼子 真円き夕日霾(つちふる)なかに落つ 中村汀女 ▲俳句画像.jpg 騎馬族の裔(すえ)とし眺むつちぐもり 竹中弘明 売れ残る黄砂の宅地みどりの日 清水晴子 黄砂降る黒き瞳のかなしみに 野澤節子 青春を斉すに似る黄砂が降る 竹下しづの女 満州に埋め来しめんこ黄砂降る 大串 章 母見入る引揚げ手帳黄砂降る 尼嵜太一郎 さかなには婚姻色や黄沙降る 能村研三 遠き日の引揚桟橋黄砂降る 高橋道子 富士見えぬ富士見峠や黄砂降る 宮入河童 綱とりし力士に故郷の黄砂来る 内藤三男 空つぽの郵便受や黄沙降る 宮本幸子 ▲俳句画像.jpg
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