10/10ﾍﾟｰｼﾞ目 ◆ 燕 乙鳥③ ◆ 燕をよびし汐干の人出かな 増田龍雨 燕低う入り来し土間の廣さかな 中村楽天 燕啼て夜蛇をうつ小家哉 与謝蕪村 燕来て山家に鳴けば春祭 水原秋桜子 燕来て火の見の奥のふた部落 馬場移公子 燕来る休日ジャムを煮てすごし 鈴木真砂女 盃に泥な落しそ群燕 松尾芭蕉 童顔の駅長燕来る日を知れり 福田蓼汀 群燕にあかつきの灯のしのびやか 飯田龍太 腹つけて燕とび行く小川哉 正岡子規 花に啼聲としもなき乙鳥哉 与謝蕪村 草の葉や燕来初てうつくしき 小林一茶(43) 藍壷に泥落したる燕哉 正岡子規 軋みたる艪の如きこゑ燕より 中田 剛 軒並に漁具掛けて住むや燕飛ぶ 島田青峰 軒燕古書売りし日は海へ行く 寺山修司 逆吊りに自転車売らる燕来て 能村研三 雨がちに独活は木になり燕 大須賀乙字 風に乗つて軽くのし行く燕かな 夏目漱石(27) 黒雲から黒鮮かに初燕 中村草田男 つばくらめ来たり廃園射る如く 石橋秀野 つばくらめ父を忘れて吾子伸びよ 石田波郷 つばくらや水田の風に吹れ皃 与謝蕪村 つばくろの胸の白さよ友垣よ 中村明子 つばくろや草を擦りつつ舟のゆく 岸本尚毅 幾万の飢つのる目ぞ燕(つばくらめ) 加藤秋邨 はぐくめる巣つばめ蝶の羽をこぼす 皆吉爽雨 今年また家族に加へ軒つばめ 池村惇子 低空の夕日を掬ひ初つばめ 住谷不未夫 個展の絵到底難解初つばめ 及川 貞 火山湖のたかねおろしに初つばめ 飯田蛇笏 火山湖のみどりにあそぶ初つばめ 飯田蛇笏 野に住めば流人のおもひ初つばめ 飯田龍太 魔法瓶抱く三食つばめ来て 石川桂郎 自作俳句画像アルバム／今日の季語～燕来る～より一句 すべて最新作です。過去の写真俳句は、リンク画像を見て下さい。ご感想もよろしくお願いします。 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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