4/10ページ目 ◆ 囀り さえずり ◆ 345春》動物 こみどりの大雨のなかに囀れり 高橋馬相 とめどなき雨の中より囀れる 依光陽子 ほつ〜とまた雨になり囀れる 高木晴子 囀の一羽なれどもよくひびき 深見けん二 囀や動きだしたる花時計 角まさ子 囀や温もりおそき葡萄園 百合山羽公 囀や雨の上るを待ちきれず 西村和子 囀りに老僧が廊掃きめぐる 長谷川かな女 囀りの下に僧の子あそびをり 角川春樹 囀りの雨粒となる雑木山 柿本多映 囀りの高まる時の落椿 高浜虚子 囀りや明しらむ方の雨の中 松瀬青々 囀やアパートをいつ棲み捨てむ 石田波郷 ▲俳句画像.jpg 囀にぱちくりぱちくり梅の花 伊丹三樹彦 囀の近くてははの足湯かな 中戸川朝人 囀や鳥には名札つけられず 岡田史乃 囀や絶えず二三羽こぼれ飛び 高浜虚子 囀を身にふりかぶる盲かな 阿波野青畝 ▲俳句画像.jpg 囀や校門のなき分教場 斉藤葉子 ▲俳句画像.jpg 囀を捉へ仔牛の耳動く 栗山妙子 囀りをこぼさじと抱く大樹かな 星野立子 囀や杣衆が物の置所 原 石鼎 ▲俳句画像.jpg ※ 杣衆 そましゅう 高い山で働く男達 囀りの今朝は高きにガラス拭き 川端康成 囀や二羽ゐるらしき枝移り 水原秋桜子 囀を点滴の子と聞きゐたり 西川五郎 ▲俳句画像.jpg
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