5/5ページ目 ◆ こでまり ◆ 45春》植物 こでまりに上衣の彩をうつし行く 長谷川かな女 こでまりに根風の見えて雨近し 高井北杜 こでまりに雨降らば降れ濡るるべし 成瀬桜桃子 こでまりのたのしき枝のゆれどほし 轡田 進 こでまりの千のこまりの子の忌かな 本宮鼎三 こでまりの愁ふる雨となりにけり 安住 敦 こでまりの枝より透けて遠筑波 角川春樹 こでまりの花さき種痘よくつきぬ 金子伊昔紅 こでまりの花に眠くてならぬ犬 辻田克巳 こでまりの花のりかぬる寒さかな 八木林之介 こでまりの花咲き吾子が駈け戻る 大町 糺 こでまりの鉢買ふ提げるには長し 中村ふみ こでまりの風を離さず弾みゐる 八幡より子 こでまりは白し子の髪剪り揃う 相葉有流 こでまりやおんなごころを描くごとし 板垣鋭太郎 こでまりやこの忌のいつも雨を呼び 鈴木真砂女 こでまりやその八重毬の虻の昼 木津柳芽 こでまりや帯解き了へし息深く 岡本 眸 こでまりや床屋の裏の文士邸 赤沼登喜男 こでまりや盃軽くして昼の酒 波多野爽波 こでまりや耐ふるかぎりの雨ふくませ 前田しげ子 大でまり小でまり佐渡は美しき 高濱虚子 大でまり小でまり垣に鬼子母神 好本昌子 子沢山こでまりに風弾みゐる 藤田シゲ子 小でまりの一花づゝを賀の膳に 高野素十 小でまりの供華の仏に娘もをりて 加藤武夫 小でまりの愁ふる雨となりにけり 安住 敦 小でまりの花に風いで来りけり 久保田万太郎 小でまりや裏戸より訪ふことに馴れ 高濱年尾 小でまりを活けたる籠も佳かりけり 楠目橙黄子 心無垢の日もあり小でまり大でまり 名取思郷 急病の人こでまりの花かげに 岸本尚毅 池に降る雨こでまりを濡らす雨 岸風三楼 自作俳句画像アルバム〜小手鞠のそよぐ… [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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