1/13ページ目 ◆ 春の月 ◆ 345春》天文 ▲月港.jpg もの忘れせし手つめたく春の月 松村蒼石 百年は生きよみどりご春の月 仙田洋子 聖母子のうつむきかげん春の月 仙田洋子 ベートーヴェン自筆のソナタ春の月 仙田洋子 切株の円盤ひかる春の月 橋本榮治 幾十の切株の上春の月 大野林火 砂の上に波ひろがりぬ春の月 橋本鶏二 芝居出て舞台に似たり春の月 松根東洋城 ゆく春の月や近江の湖の上 西島麦南 春の月仰ぎ丸ビル最後の日 稲畑廣太郎 連立ちてつく〜一人春の月 今井千鶴子 点滴は命のしづく春の月 藤巻昭二 こちら日本戦火に弱し春の月 三橋敏雄 ふるさとや石垣歯朶に春の月 芝 不器男 春の月沼の上にてうすれつつ 藤井冨美子 明日会ふ人の電話や春の月 小川軽舟 しばらくは濤の音して春の月 北崎 武 三年坂登り切つたる春の月 上原恒子 春の月風船ながくただよへる 中田 剛 清水の上から出たり春の月 森川許六 春の月鶏さけば曇りけり 素郷 草入れて馬の顔撫づ春の月 名和三幹竹 暮れて越す草山一つ春の月 志田素琴 大阪弁洩れ来る路地に春の月 茂里正治 浜の子の凧あげしあと春の月 大串 章 パラボラの皿より大き春の月 遠藤梧逸 眠る子に王様の世の春の月 遠藤梧逸 面作る翁に春の月ありや 田村了咲 沖までの途中に春の月懸る 山口誓子 教会の塔の上なり春の月 寺田寅彦 階段の下に声かけ春の月 長谷川かな女 波音を離れて春の月となる 星野 椿 裏川の水鳴り止まず春の月 内田百間 大江の黒く流るゝや春の月 内田百間 女出で鳥籠を吊る春の月 有馬朗人 ペンギンの一羽おくれし春の月 有馬朗人 田の上に春の月ある御社 高野素十 手袋の手にはや春の月明り 中村汀女 内海へそろりと出たり春の月 南渓
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