4月の例句集

〜時候〜

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◆ 八十八夜 ◆
5/2 立春の88日後



しら藤の見ゆる八十八夜かな    松瀬青々



ほころびし白衣八十八夜なり    井上 雪



もの刻む音の八十八夜かな     藤岡筑邨



わが宿の八十八夜産湯焚く     木村蕪城



ゴッホの星八十八夜の木々の間に  相馬遷子



七十八や八十八夜なげきの霜    井原西鶴



二夜三夜過ぎし八十八夜かな    草間時彦



井戸の水汲むと八十八夜かな   村松ひろし



八十八夜の山より椿かつぎ出す  青柳志解樹



八十八夜の帯を流して夜汽車の灯 すずき波浪



八十八夜の笊市に買ふ籠一つ    久保乙秋



八十八夜ひとつ水縫ふ金の蛭   百合山羽公



八十八夜ものの隅々眼をひらき  小檜山繁子



八十八夜をかしきものに鯉のひげ 鍵和田釉子



八十八夜控への暖炉残しをり   和田千恵子



八十八夜東京は灯を荒使い     宇咲冬男



八十八夜母逝きてより義姉残る   中 拓夫



八十八夜水田の上の大桜      岡本高明



八十八夜水音を聞き惚れもして   中山純子



八十八夜海見る椅子を少し引く   星多希子



八十八夜深層水にかすかな味    田中英子



八十八夜畑のように眠らんか    鳴戸奈菜



八十八夜笊の莢豆茶に競ふ    百合山羽公



八十八夜草の匂ひの猫を抱く    坂本敏子



八十八夜過ぎ山国の白豆腐     児玉南草



八十八夜過ぎ山水の腰強し    櫛原希伊子



八十八夜骨壷によき益子焼    鳥居美智子



八十八夜鼠が白い米こぼす    磯貝碧蹄館



北国の春も八十八夜過ぐ      橋本春霞



半農の教師に八十八夜霜      福田蓼汀



味噌蔵の真闇八十八夜来る     西川織子



地に置かる梵鐘八十八夜寒    谷口いつ子



塩利かせ八十八夜の飯むすぶ    山本馬句



夢に来し祖母恋ふ八十八夜かな  馬場移公子



息深く吸ひて八十八夜寒     片山由美子



播き終へて八十八夜の月明り    木村星月



夜月赫つとあるのみ八十八夜かな  栗原憲司



望郷の目覚む八十八夜かな     村越化石



母に焚く八十八夜の昼湯かな    館岡沙緻



 
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