6/10ページ目 ◆ 寒明け ◆ 2春》時候 寒明の風雨なりしや夜を徹し 町 春草 ▲一句/3点画像▼前へ/次句画像2点へ いくたびか喪服着し寒明けにけり 宮下翠舟 土の橋湯気上げてくる寒の明け 横光利一 寒明けの少しよごれし白孔雀 吉屋信子 寒明けの幣の浸りし泉かな 飯田蛇笏 寒明けの日射に鶏のはゞたきぬ 上村占魚 寒明けの池映し出す空の青 山田尚子 寒明けの雨横降りに最上川 林 徹 寒明けや雨が濡らせる小松原 安住 敦 寒明のいさぎよき雨海を覆ふ 松村蒼石 寒明の雪どつと来し山家かな 高浜虚子 寒明けの波止場に磨く旅の靴 沢木欣一 寒明や寺の裏なる隠居寺 松本たかし 炭乏しそのほか乏し寒明くる 及川 貞 遺されて男厨房寒明けぬ 森 登 寒明けぬ鳥の名前のひとつずつ 永末恵子 月光も岩越す濤も寒明くる 米沢吾 亦 紅 約束の机も買はな寒明くる 小林景峰 或る家で猫に慕はれ寒明くる 秋元不死男 野鼠の穴ぽつかりと寒明くる 伊藤京子 寒明くるとて垢面の一教師 木村蕪城 口切りに小啄木鳥来てゐる寒の明 高尾峯人
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