1/7ページ目 ◆ 梅 @ ◆ 2春》植物 白梅の一枝に湯立ち雪の釜 原 石鼎 ▲一句/6点 画像 ▼前へ/次句画像5点へ てのひらを添え白梅の蕾検る 大野林火 まばたきに似て白梅の二三輪 朝倉和江 一枝はや白梅はだけ日はうつろ 中田剛 古枝にそひて青枝枝垂梅 後藤夜半 夜あらしの皆花となる野梅哉 松岡青蘿 御手洗に白梅うつる小宮哉 寺田寅彦 朝日さす枝を飛ばして野梅咲く 百合山羽公 灰捨てて白梅うるむ垣根かな 野澤凡兆 父母の忌は白梅に任せけり 永田耕衣 白梅になき仏心を紅梅に 森 澄雄 白梅に昔むかしの月夜かな 森 澄雄 白梅に過ぎゆく七日七日かな 大場白水郎 白梅のあと紅梅の深空あり 飯田龍太 白梅や小桶乾ける夕まぐれ 野村喜舟 白梅のりりしき里に帰りけり 横光利一 白梅の万蕾にさすみどりかな 鷹羽狩行 白梅の仄か色めく夕日ざし 林 翔 白梅の月夜となりし墓詣り 中川宋淵 白梅は外へ外へと開く花 岡田史乃 白梅やごそと崩れし崖の土 島田青峰 白梅やちるさへ青き苔のうへ 立花北枝 白梅やまなじり寒き多聞天 角川春樹 白梅や仏を入るゝ経の声 飴山 實 白梅や天神さまの小豆飯 会津八一 白梅や旅装でもどる通夜の家 橋本榮治 白梅や潮待ち浦の廓あと 大町莞子 白梅や誰がむかしより垣の外 与謝蕪村 白梅を来て紅梅に吾子おもふ 大串 章 ◆ 梅A ◆ 空高く白梅の咲く風景色 飯田蛇笏 石仏の傾き野梅見るまなざし 長谷川かな女 綺羅星の夜の白梅となりにけり 福田蓼汀 耕さぬ人に見らるゝ野梅哉 高井几董 胸白き鳥来て枝垂梅こぼす 町田しげき 臥竜梅からくり人形展開図 高本紅女 萼紅き白梅にふれ柩発つ 竹原典子 鎌倉や野梅ちる日に我来たり 正岡子規 雑木原白梅ぬれて鵯の啼く 飯田蛇笏 風冴えて宙にまぎるる白梅花 飯田蛇笏 風呂あつくもてなす庵の野梅かな 飯田蛇笏 さゞき鳴く破風老梅の咲き満てる 飯田蛇笏 雪解のゆらゆらとして枝垂梅 阿波野青畝 墨の番や奈良の都の古梅園 夏目漱石(32) 月ひかりだすまでゐたり梅林 飴山 實 梅林にさしかゝりたる瀬音かな 五十嵐播水 梅林に鋏と鋸の剪定音 高澤良一 梅林のなかを日暮れの水のいろ 角川春樹 梅林の月に閉せる茶店かな 五十嵐播水 梅林をかかへこみたる蜜柑山 西村和子 梅林を上りてきたる海鼠捕 斉藤夏風 梅林を見飽きたる眼に蕗の薹 鈴鹿野風呂 盆梅に雪玉吸はせ炉辺の春 西本一都 盆梅のかなしきまでに蕾持つ 藤原涼下 盆梅のしだれし枝の数へられ 松本たかし 盆梅のさかりの白き夕かな 安藤立詩
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