2月の例句集

〜時候〜

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※例句集は月別編集してます。

◆ 二月 ◆
冬》2/4《春



金米糖板の間に散る二月かな    小川軽舟

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呉服屋にチヨコも売られて二月来る        金堂豊子



八重椿漁港二月の風鳴れど    水原秋桜子



野仏の胸当て寒き二月かな     上田俊二



黒猫が木を下りてくる梅二月    白鳥武子



さいはての町の二月の宣教師   北見さとる



たくわんに飽きあきしたる二月かな 龍岡 晋



たんぽぽの二月の花の地にしづみ  皆吉爽雨



のどをかく肢のはやさや二月猫   原 石鼎



二月はや天に影してねこやなぎ  百合山羽公



二月まだ夜明けの遅き伊予蜜柑  福田甲子雄



こもりゐて減らす二月の化粧水  宍戸富美子



二月晴青や紅なる青木の実     永井龍男



家々に木戸の静けさ梅二月    大岳水一路



切株に鶯とまる二月かな      原 石鼎



寺山の桑に雪ふる二月かな     石原舟月



小流れに菜屑流るる二月かな    鎌倉博史



少年と水に翳ある二月かな    小田島亮悦



山里に残る歌舞伎や梅二月     富田潮児



しもやけの古血の痒き二月かな   龍岡 晋



川添ひの片頬つめたき二月かな   高浜虚子



托鉢も日向を選るや二月尽     角川春樹



断りの返事すぐ来て二月かな   片山由美子



日の照れる石も愛しき二月かな   三好達治



日の足らぬ二月の暦降れば雪    火村卓造



晩年の母に二月の山走る      飯田龍太



木蓮の芽のむさぼれる二月の日  長谷川素逝



梅二月灯台青き灯を点す      加古宗也



梅二月脂粉の匂ふ裏通路      浜島君江



梅二月買ひたすものに文庫本   大木あまり



椎樫は風の棲む木の二月かな   鈴木しげを



歳時記の二月は薄し野に出づる   佐伯哲草



死火山の夜をさむきまで二月空   飯田蛇笏



生きものを見ぬ石庭の二月尽    福田蓼汀



生木燃え二月みづみづしくありぬ        長谷川双魚



池落葉浚ひつくして二月かな   大場白水郎



河二月曼珠沙華葉をびつしりと   松村蒼石



泉より石輝ける二月かな     大岳水一路



波の穂の風に揃はぬ二月かな   鈴木真砂女



波を追ふ波いそがしき二月かな        久保田万太郎



海のもの大地に干して二月かな   大串 章



束の間のかげろふ立てば二月尽   森 澄雄



尾の切れし凧のごとくに二月終ふ  有賀充惠



カレンダーの巻癖とれて二月尽   種市清子



はじめての外出まぶしき二月かな       阿部みどり女



梅散つて鶴の子寒き二月かな    内藤鳴雪



ちらちらと空を梅ちり二月尽    原 石鼎



 




二 月
Nigatsu


       
    お の
  ヘ 好 せ
  ラ み て
  二 焼 吹
  月 の く
蝉      
海      
       
       





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