11月の例句集 ブック

〜植物〜

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◆ 花八つ手 八つ手咲く ◆



棲みつきて表札古りて花八ッ手   吉屋信子



舟宿の低き鴨居や花八つ手     壺井久子



船過ぎしあとの波音花八つ手    杉立悦子



花八つ手蜂さむ〜と飛べるのみ   飯田蛇笏



八ツ手咲く今も昔も路地ぐらし   菖蒲あや



針山はわびし月下の花八つ手    大井雅人

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八つ手咲き仄めきそめし昴星   相生垣瓜人



八つ手咲き板塀が反る日向路    高澤良一



八ツ手咲くレントゲン科のくらき窓       柴田白葉女

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花八ッ手仕舞屋町に残りけり    永井龍男



花八ッ手星またたけば少し散り   中嶋秀子



花八ッ手生涯母は紅ささず     中嶋秀子



花八ッ手雀はくちばしから降りる  藤岡筑邨



花八手せまき厨の戸口かな     角田竹冷



花八手未だ人住まぬ貸家札    浅見まき子



豆腐やの笛来てとまる花八手   高崎小雨城



賑やかに咲き出て淋し花八ッ手   村山葵郷



路地ふさぐ葬のひととき花八手  赤松けい子



遺書未だ寸伸ばしきて花八つ手   石田波郷



献体の還りし家の花八つ手     丸山哲郎



老いはかく音もなく来る花八つ手   林 翔



花八つ手もうすぐ電車着くころです        蓮田双川



花八つ手ペリカン老いて仄赫き   渡邊水巴



花八つ手今日の白さの小春かな  大谷碧雲居



花八つ手水を貰ひに研師来る    森藤千鶴



花八つ手貧しさおなじなれば安し  大野林火



花八つ手遺すべきものは遺しけり  石田波郷



花八つ手鍵かけしより夜の家    友岡子郷



花八ッ手さみしき礼を深くせり   籏 こと



花八ッ手ぽんぽんぽんと晴れ渡る  野木桃花



この後は八手の花と愛で生きん   星野立子



どの路地のどこ曲つても花八ッ手  菖蒲あや



ぶつかつてきたる雀や花八つ手   石田郷子



ベル押せばすぐに応へて花八ッ手  星野 椿

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八手咲きゆくさきざきのこの寒さ        加藤かけい



外灯の一つ消えをり花八手     高橋秀夫



朝の茶の冷めゆく早さ花八つ手   千手和子



歩かぬは万病の因(もと)花八つ手 高澤良一



 




花八つ手
Hanayatsude


       
    ミ 電
  花 シ 動
  八 ン の
  つ に  
  手 散  
蝉   る  
海   や  
       
       






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