1/2ﾍﾟｰｼﾞ目 ◆ 初雀 寒雀 ◆ 福藁や雀が踊る鳶がまふ 小林一茶 福藁に雀の下りる日和かな 正岡子規 ▲俳句画像jpg 二三羽の雀と遊ぶ初箒 岸田稚魚 泣きべその向うひそひそ初雀 松澤 昭 初雀湧く大仏の影法師 飯田龍太 平凡に五十頭上の初雀 石田波郷 お手玉のごとくに遊ぶ初雀 下村梅子 藪へ来し日に初雀微光せり 福島小蕾 初雀ひとつあそべる青木かな 長谷川春草 リハビリの呂律やや良し初雀 京谷圭仙 御慶とて身を逆しまに軒雀 鷹羽狩行 肩あげの赤糸屑や初すずめ 中山純子 ▲俳句画像jpg 福藁を雀に踏ますひとり住 朝倉和江 田雀は篠に戻りぬ小正月 石田勝彦 日だまりに煙草のうまし寒雀 角川源義 猫抱けば猫の目が知る寒雀 大野林火 寒雀身を細うして闘へり 前田普羅 寒雀氷の珠を啄みぬ 松瀬青々 ▲俳句画像jpg 糸屑のくれなゐ咥へ寒雀 中尾寿美子 ▲俳句画像jpg けふの糧に幸足る汝や寒雀 杉田久女 雨樋に大きな音や寒雀 星野立子 とび下りて弾みやまずよ寒雀 川端茅舎 寒雀顔見知るまで親しみぬ 富安風生 天餌足りて胸づくろひの寒雀 中村草田男 ねわらほす厩の前や寒雀 太宰 治 ▲俳句画像jpg 掃かれずに凍てたるものや寒雀 長谷川春草 園児らに近目遠目の寒雀 飯田龍太 寒雀酒蔵を出る糀の香 森 澄雄 ※糀 こうじ ▲俳句画像jpg 冬雀父とゐるとき子はしづか 福永耕二 枯柳雀とまりて色もなし 渡辺水巴 寒風のむすびめごとの雀かな 齋藤 玄 枯芦やぽつぽつと雀飛び出たり 北原白秋 食堂に雀啼くなり夕時雨 各務支考 冬枯や雀のありく戸樋の中 炭 太祇 ◆ 冬の鶲 ◆ さきがけて鶲の声の初明り 田村木国 ▲俳句画像jpg 元日の芦を掴める鶲かな 岸田稚魚 ▲俳句画像jpg 良寛の手鞠の如く鶲来し 川端茅舎 ▲俳句画像jpg 屠蘇つげば頬白鶲つぎつぎに 黒田杏子 ▲俳句画像jpg 鶲来て嘴鳴らす御慶かな 目黒十一 ▲俳句画像jpg 寝正月鶲を欲れば鶲来る 橋本多佳子 ▲俳句画像jpg 雪の木を彩り鶲遊びけり 徳永山冬子 枯原や溝よりたちし瑠璃鶲 吉岡禅寺洞 鶲来て色つくりたる枯木かな 原 石鼎 冬ざれや鶲あそべる百花園 水原秋桜子 枯蔓をもがき抜けたる鶲かな 水原秋桜子 朝時雨鶲を庭にのこし去る 加藤楸邨 朝ごとの雪に色ひく鶲かな 飴山 實 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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