かつきアン 生死の門 ★2017年01月09日(月) 【015号 霰 あられ 夕あられ 凍る 凍てる /俳句の『かつきアン』発行】 ●ブック 一月の例句集〜天文 地理〜にてさらに詳しくご紹介しています ◆ 霰 あられ ◆ 霰みな吸ひこまれゆく茶山かな 守山琴女 なほ奥へ行者みちあり初霰 高塚頼子 神の田の祭のごとし初霰 永方裕子 三絃のばちで掃きやる霰哉 小林一茶 葉牡丹を街の霰にまかせ売る 中村汀女 アーケードの中へ転がる玉霰 川村甚七 霰やみ木々美しく濡れにけり 橋本鶏二 玉霰雪ゆるやかに二三片 中村汀女 よろこびて地に一刷けの初霰 斎藤俊子 日一日障子の外の霰かな 森 鴎外 楢山に降りし霰ぞ田に敷ける 水原秋櫻子 波止埋めて糶待つ蟹や初霰 吉澤卯一 萱負へば音の変りし夕あられ 藤原如水 にはとりの総毛立つたる霰かな 白岩三郎 初霰鮭のぼる瀬々けぶらせて 及川 澄 急霰のはしり波立つ鯛生簀 石原義輝 吉野葛溶くや窓うつ夕霰 南光翠峰
◆ 凍る @ ◆ こぼれ温泉の凍てたるを踏み大旦 木村蕪城 ※大旦 おおあした 初日 ▲一句画像▼選句画像 丹頂の紅のもつとも凍ててゐし 石鍋みさ代 乃木夫人愛用ミシン凍ててあり 辻 桃子 乙女薔薇そのまま凍ててピアノ鳴る 小串歌枝 乳母車地に凍て暮るる屑部落 古賀まり子 二歩三歩その後まつたく鶴凍てし 鈴木真砂女 人落す影に埋立地が凍る 斉藤夏風 人親しわきて家路の凍てゆるぶ 飯田蛇笏 一筋の流れを残し滝凍つる 池田秀水 下町に曲らんとして鐘氷る 小林一茶 不動尊炎もろとも凍てにけり 五十嵐春男 世の汚濁しりぞけて鶴凍てにけり 鈴木真砂女 世は粛すか検察庁の窗の凍て 飯田蛇笏 ※窗 窓 ●ブック 一月の例句集〜天文 地理〜にてさらに詳しくご紹介しています 06:36 コメント(0)/トラバ(0) [コメント / 俳句を投稿] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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