【『島の精霊舟 ふなおくり』〜長崎、大島より】 島人に寄り添ふ看とり精霊舟 しまびとに よりそうみとり ふなおくり 長崎のお盆は精霊舟が有名だが、その精霊舟の形も様々で、地域によっては、御霊の舟送り儀式として、まこと心に沁みる精霊舟が流されていることをご紹介しておきたい。 私の友人は、大島と言って昔、炭坑で賑わった島の盆に我々夫婦を泊まり掛けで招待してくれた。 みんな生き生きした表情で島の盆踊り会場に声を掛け合いながら集い、年に1回だけの夜まつりが始まった。 『炭坑節』をきっかけに盆踊りの輪が提灯明かり一杯にパッと広がり、圧倒的に踊る人ばかりになって我々も一緒に提灯明かりの下で踊り続けた。 やがて時間が経って案内があり、島の港の水銀灯だけの波止場にあつまって精霊舟を待った。その夜泊まらせてもらう部屋を空けてくれた妹さんも病院の仕事を終え浴衣姿で挨拶してくれた。 『そうか…島の人たちが大切にしているのは精霊舟の方だったのか…妹さんの病院で亡くなった方もいるのだろう…』 [追記を読む] コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
w友達に教えるw [編集] 無料ホームページ作成は@peps! |