【エアコンの君はもういないのか…】 初伏かな隠り音もせず葬も出ず 年中エアコンが入る音がしていた青年の隠り部屋からその音が消えているのを今日はっきり確認できた。 青年は、もうあの部屋から『さよなら』したのだろう。 三伏やまずサイレンの救急車 …不安が過って詠んだのは07月10日だった。 多分去年の暑い日だったと思うが、トントントトトン、トントントトトンと器用そうな木槌の音が聞こえ、楽しそうに過ごしていたようだったが…彼には簡単過ぎたのだろう。 その後も郵便配達が頻繁に来ていたけれど…『あのあとから楽しそうなこと見つからなかったとしたら、一年間も寂しかっただろうね…』 エアコンの君が残してくれた、あの楽しそうな木槌の音を思いだしながら君のご冥福をそっと祈らせてもらうよ…さようなら。 君の部屋を何枚も撮影して君の名も知らぬままだった隣の主、君がお母さんにやさしく話す声も耳にしていたのに…お互いに縁は無かったね。 …07月15日 蝉海 〜三伏〜アルバムリンク記事へ コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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