【苦をうけて… (季語) 蜩 ひぐらし】  苦をうけて蜩しみる独りかな 生きる苦しみ、老いる苦しみ、病める苦しみ、死ぬる苦しみを伴う人生が、男女の性の別なく、貧富の差なく、誰にでも与えられる苦しみだと宗教哲学の基本のように必ず言われる『四つの苦』。 まるで人は苦しみを授かるために生まれて来たような教えである。 人は、社会的に自分一人では生きてゆけないとすれば、自分と同じ苦しみを授かっている人同士が、社会的なグループの中で違和感なく生きてゆけるように準備されているスタッフのいる公私の施設や制度を含めた環境の恩恵を受けられる種族的存在であることがベストだろう。 しかし、どんな種族に属して居ようが、現実個人に立ち戻れば、やはり独りの世界にどっぷり浸かっているより術無く、せめて自分を愛する者同士で互いを支え合う生き方になってゆくであろう事は、疑いの無いところとなる。 その時のため『四苦』の教えは伝え続けられている。 ～動物～分類へ ～ひぐらし～例句集へ [感想を書く] [最新順][古い順] 感想はありません ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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