リレー小説

羅紀
【【ジャンル】としれじぇ【都市伝説】】

都市伝説みたいな話をつらつらと。

11/14^14:58[編集]
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羅紀

いや、全員ではない。

「やっと止まってくれたか。」
ジョンただ一人。動いていた。

「うん、念のためと仕掛けておいたトラップがこんな所で役立つとはね。おかげで家の中の被害は少なくなったし、死人も危なかったけどでなかったからね。」

美月は刀を振り下ろす直前
そこに銃を構え今にも撃たんとする少女
その少女の背中にあと一歩で刃を突き立てそうな恭平
そして初弾を外し美月を見失って動けなかった青年
全員全身が金縛りにでもあったかのように動けなかった。

「キーくん一体何やったの。説明して。」
「ダメだね。企業秘密。」
「ケチ。」
「ケチで結構。さて、あらためて美月に恭平。紹介するよ。オレの元部下の井沢淳と白琴衣だ。」
「どうぞよろしく〜。」
「美月さんの姿が見えないけど、まぁよろしく。」
「よし、紹介も済んだし。今回の依頼について聞こうか。」
「その前にキーくん」
「なんだい?」

「この動けないの何とかして」

8/6^17:55[編集]
羅紀

「あーちゃん、なんだかあの二人怖いんだけど」
「そうだな、とりあえずこっちも負けてられないな!」
というやいなや、手には小口径のハンドガン(消音装置付属)が握られていた。
「そうじゃないでしょ!」
といいいながらこちらも隠し持っていたまた違う型の銃を取り出す。
何故かというと、先の銃が見えた時点で美月と恭平が動いたからだ。
互いの間合いはまだ銃の方が有利だ。
発砲音。消音装置のおかげでずいぶんと小さく乾いた音がした。
改造されていたのか、弾は通常よりも早く周りの空気を切り裂きながら飛んだ。
壁に3つ新しく穴があいた。
初弾を外したことにより、近接武器の美月と恭平が間合いを詰めた。
超人的なフットワークで美月が背後を取る。
「「くらえ!」」
と誰かと誰かの声が重なる。
その次の瞬間
「「「「えっ!?」」」」

全員の動きが止まった。

8/6^13:14[編集]
羅紀

「で、事務所に何か用なのか?組織は今回は何が欲しい?まさかハーゲンダッツ新作アイスの製造法とかじゃないよな?」
「それはそれで欲しい!個人的に!でも今回組織が必要としているものじゃないよ。多分もう知ってると思うけど、今回組織は正に不意を突かれたって言うのが本音。まんまと騙されちゃったわけ。少しでもいいから情報が欲しいの。詳しくあーちゃんに。」
「んー、その前にちょっと。言いたいことがあるんだけど。」
「どうしたの?あーちゃん。」
「いやー、さっきからあそこの二人から凄く警戒心というか殺気みたいなのを感じるんだけど。なんとかならない?」

するとそこには、まるで警戒心むき出しの美月と恭平がいた。

「あぁ、ごめんごめん。二人ともお互いに初対面だったね。忘れてた。」
「忘れてたじゃないわよ。誰なのその二人。さっきから全然スキがなくて怖いんですけど。」
「それに一見わからないけど、全身に武器仕込んでる。二人とも。」

そう言う美月と恭平には日本刀、ジャックナイフがそれぞれ握られており、仕掛けられればいつでも対応できる状態だ。
構え方からも二人とも扱いは決して初めてではないことがわかる。

少しでも動きがあれば手を出しかねない状態だ

8/5^21:43[編集]
羅紀

一時間後

「ひぎぃぃぃいいい!」
「転けたぐらいでそんな声だすな。それぐらい我慢しろ。」
「無理!無理!無理!あーちゃんにはこの痛みがわからないんだよ!病院!病院つれてってぇ!死んじゃう!死んじゃうよ!」
「じゃあ、死ぬしかないな。戸籍上存在しない俺らは病院行けないし。保険もないから金もかかる。」
「そんなぁ!じゃ、じゃあ闇医者!そうだ!ジョンさん!ジョンさんなら何でもできるから!ジョンさんをよんで!」
「そういえばジョンの家このあたりだな。」

『このあたりというか、ここだ。』

「「ジョン!」さん!」
『なに昼間からコントやってるんだよ。相変わらずだな。』
「おい、変だぞ。声がするのに姿が見えない。」
「あーちゃん、インターホンってモノ知ってる?目の前にあるんだけど。」
『…。とりあえず中に入ってくれ。話は中でしよう。』
「なるほど、テレパシーだな。」
「あーちゃんはバカなんだね。」
「バカって言う奴がバカなんだぞ。そんな事も知らないのか。バカだな。」
「あーちゃんも言ってじゃん!」
「言ってないさ。」
「言ったよ!」「言ってない!」「言っ……

二人が中に入るのにはあと五分ほど後の事になる。

8/4^21:26[編集]
羅紀


追いかけはじめた






はずだった。


パンッ!

体全体に衝撃が走り、胸の辺りから焼けるような痛みが男をおそった。
「へ?…いたい?、…痛ぃ、痛いあがあ、があ痛あぁ、かぼぼがぁっ…がほっ……がっ……!?」
肺から出血した多量の血液が男の気道を塞ぎ、呻き声を強制的に押さえ込んだ。
(撃た…れ……た?……一体、…ど…こ……か……ら………)
薄れゆく意識の中で男が最後に聞いた音は聞き慣れた、乾いた銃声だった。



「さすがだね!キーくん!」
「でも、一発で仕留められなかった。」
「だけど一発目もしっかり急所に当たってたし、どちらにしろ致命傷だったよ?」
「一発で即死させるつもりだった。そうする方が苦しまなくていい。」
「キーくんって、優しくないけど甘いよね。だから私はキーくんが好きなんだけどね〜!」
「わかったから、お前の作業もどれよ。」
「は〜い」
柊宅の斜め前の家、そこがジョンと美月の家だった。
<笹原探偵事務所>
それが彼らの表向きの仕事だった。
そして裏では殺し、密輸から人さらいまで通常では犯罪であることを行う正に何でも屋である。
そして今は表側からの依頼者により、巷でも有名な失踪事件について調べている所であった。身内がさらわれた事もあり、彼らはいつも以上に真剣だった。

「で、なんか出たか?」
「いや〜、まださっぱり駄目だね。全て暗号化されてて、これを解くには3日ぐらい欲しいね。」
「それでは、時間がかかり過ぎるな。1日で出来ないか?」
「難しいねぇー。かなり暗号複雑だし、なによりしんどい。」
「…そうか、」
「うん」
「ハーゲンダッツの新作アイス、買って来てやろうと思ったんだが…。しんどいしな、やめてお
「よし、半日で終わらせよう!この美月さまを、ナメるなよ〜。うりゃああー。」
「単純だな、おまえは」
「それほどでもー。」


「あ、ジョンさん。死体の片付け終わりましたよ。」
「おぉ、さすが恭平。早いな。」
「早くないと意味が無いですからね。」
コーヒーを煎れにリビングへと向かったジョンを出迎えたのは笹原の弟、恭平だった。

「で、今日どうだったんですか。」
「何がだ?」
「隠さないで下さい、わかりますよ。師匠の所へ行かれたんでしょう?」
「あぁ。話を聞きたいか?」
「えぇ、ぜひ。」
「なら少し待ってな。美月にコーヒーを渡して来てからだ。」

そしてその後、ジョンの話がはじまった。





11/18^21:54[編集]
朱璃

怪しい二人組が目的地に着く一時間ほど前。
そして、ジョンと美月が柊宅で探し物をしているころ、

柊宅の前にスーツ姿の男がいた。

「こちら志紀です。社長、…例の物ですか……えぇ今その場所にいます」
「はい……では今すぐ………!?」

ジョンと美月が家から出てきたのだ。

「……!!」
志紀は疑った。あいつらはアレを取りに来たのではないかと。
……いや、そんなことはないハズだ。
アレの場所を知っているのは俺らだけだ。
ただの友達だろう。

そう思い直し電話を続ける。

「いや……なんでもないです…はい」

ジョンと美月は、志紀の隣を通ったが話しに夢中で気づいてないようだった。

電話が終わると志紀は家に向かう。
そしてテレビをみるが……
「………ッ!!!」
ないのだ。あのカードが。
「まさかッ!!今さっきの二人組!!」

急いで外に出るものの二人はいなくなった後だった。

「……クソッ!!」
――――まずい!!あれがないと俺は社長に…いや、あいつらに殺される!!

志紀はジョンと美月を追いかけ始めた。

11/15^18:57[編集]


「もう…らめええぇぇぇ!!!!」

「なっ!?てめぇふざけんな!!誤解されるような声出すんじゃねぇよ!!!」

「やぁ―!!!耐えられない!あーちゃんの嘘つき!!ハゲ!!変態!!」

「うるせぇ!!」

「んぐ―!!」





兵庫県 某所
人通りの少ない道に恐らく20代前半と思われる青年と小学校低学年くらいの少女がいた。
少女は涙ぐみながら何かを訴えて、青年は困ったように少女の口を塞いでいる。


「あ〜あ。なんでこんな奴と組まなきゃなんだ…。」

青年がため息まじりに呟く。

「あーちゃん…。説明して。」

少女が泣きそうになりながらも怒りを堪えるように静かに口を開く。あーちゃんと呼ばれてた青年が答えた。

「だから、今回は拉致じゃなくて後始末だよ。警察相手に見られちゃいけないものを持ってたらしい。いや…、本当に見られちゃいけないのは…」

「あーちゃん、違う。あたしが聞きたいのは、なんでまた迷子になってるかだよ!!馬鹿!!」

「…!?そうか、この地図が間違ってたんだ!」

「あーちゃんの頭が間違ってるんだよ…。」

少女の声も虚しく青年
は元気よく歩き出した。
どこか怪しい二人組が目的地まで辿り着いたのはそれから三時間後。


11/15^12:58[編集]
羅紀

警察が駆けつけた時は全て終わっていた。

そこには何事も無かったような家があり事件などなにもなかったかに見えた。
だが、これは事件だと裏付けることが一つあった、それは。

居るべきはずの住人が失踪していることだった。


二時間後
柊宅

「ねぇ、ここで何があったんだろ。」
「知らねーよ、そんなの。まあ、ろくなことじゃないって事はすぐにわかるな。」
ジョンと美月は柊宅の中にいた。
彼らは柊兄弟の同業者でそこそこ親しい間柄だった。
「じゃあ美月、あれを見つけたら教えてくれよ。仕事は二人で、だからな」
「もちろん、わかってる」
そして彼らは物色を始めた。
しかしそれは盗むというよりあるものを探している雰囲気だった。
「あったよ!」
「よしナイス、美月。」
最新の薄型テレビ、そのSDカードを入れるべき場所に彼らの目的の品はあった。
一見ただのメモリーカードだったがそれは彼らにとっては大きな意味を持っていた。
「これが見つけられたらもうここには用はないな。」
「そうだね。じゃ、帰ろっか」
「それにしても、柊兄弟に何があったんだ?」
「それを知るためにこれを見つけたんじゃない。」

そして数分後
そこに彼らの姿はなかった。

11/15^08:47[編集]
かみな☆

「おぉ〜。物騒な世の中になったもんだねぇ……。」
新聞を読みながら、柊京介はつぶやく。
「俺には関係ないけどなぁ……」
「もう…どうして兄貴はそんなに楽観的なのさ」
京介の弟、侑人が呆れ気味に言う。
「だって芦屋だろ?大丈夫だって」
「これからもずっと芦屋だとは限らないんだよ?それに芦屋なんてすぐ隣だし……」
「あぁ、もう!ゴチャゴチャうるせぇなぁ……」

『ピンポーン』

「ん?何かな?」
「ほら、早く出ろよ。客待たしちゃいけねぇぞ?」
「分かってるよ」
再度インターホンが鳴る。
「はーい、今行きまーす」

「にしてもなんだぁ?ただでさえ客が来ねぇのになんでこんな時間に……」
「ワアッ!」
玄関から悲鳴のような声が聞こえる。
「おいおい、どうした?ゴキブリでも出た…か……?」



あの時の光景は今でも覚えている。
そして思い出すたびに後悔でする。
俺があの時出て行っていれば……。
俺にあの時力があれば……。

でも、今はそんなことは言ってられない。
俺は前に進まなければならないのだから。

11/14^23:18[編集]
羅紀

回想

「…先日より芦屋区で行方不明事件が多発しており警察では、なんらかの犯罪組織による犯行とみて捜査を続けています。また被害者に共通点ては無く無差別な……」


「またこのニュースかよ…。メディアってほんと偏ってるよな、なぁ美月(みつき)」
「しかたないじゃん。メディアは世間が最も求める物を放送するのが仕事なんだから。ていうより芦屋ってキーくんの家の近くなんだから注意しなよ?」
「わかってるよ。お前の家も対して距離かわんねぇんだし、お互い様だろ。」
「ふふっ、そうかもね。」
「かもじゃなくてそうだろう。」

神戸市の中心部にある繁華街。その大通りに面した道を一組の男女、ジョン・レンスキー、笹原 美月は歩いていた。
見た目は外人だかジョンは流暢な日本語で美月と会話している。美月はというと流行りのさらに一歩先をいったような服装をしており、2人合わせると大変目立っていた。
しかしそんなことは気にせず、2人は話し続ける。

「あっ、そういえばね。最近このあたりで流行ってる都市伝説ってしってる?」
「ん?」
「えっとね、さっき行方不明の人がいっぱいでてるってニュースしてたじゃない。あれは、犯罪組織なんかじゃなくてもっと大きな組織、世界の裏社会の実権を握っているHFって組織がやってるらしいよ?」
「へぇー。で、そのHFは人さらってどうするつもりなんだ?」
「知らないよ、そんなの。ただそれだけの話。」
「なんだよ、それ。」

そして2人は目的地へとついた…



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11/14^16:21[編集]

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