1/18ページ目 第一話 〜旅のはじまり〜 「うわっ…と!!」 微妙な位置にあった木の根に足をとられ、思わず声をあげる。 「…ったく、なんでこんな所にあるんだよ!」 なんて言っても無駄なんだけど。木の根に罪はない。 「それにしても綺麗だな、この森は…光がキラキラ輝いて、まるで夢みたいだ。」 まぁそれに気をとられて、つまづいた訳だが。 俺の名前はラウル・フレイブ。現在お気楽一人旅真っ最中。 「しかしこれはちょっと…早まったかな?なんて。」 今日の俺、独り言多過ぎ。一人ぼっちが淋しくなって来たのか? でも確かに早まったかもしれない。いくら目についたからって、特に目的も無しに深い森の奥へと入って行くなんて。 「…行き当たりばったりにも程があるよなぁ…」 近くの村人の話では、この『光の森』は魔物も少なく、のどかな所らしい。ちなみに、辺りに満ちているキラキラした光は、魔力の粒子だという。俺は魔術とか、そのテの話はよくわからないけど、何となく神秘的な感じがする。 そんな事を思い出しながら歩いていると、徐々に視界が開けて、清らかな水をたたえた泉が見えてきた。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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