1/8ページ目 「あ、レン殿レン殿、鳥でゴザル♪ きれ〜でゴザルなぁ…ぐぇっ!?」 「わかったからあまり道を外れるな。また迷子になるぞ。」 はしゃぐ忍者のマフラーを引っ張り、道のほうへ戻させる。旅というより、犬の散歩のように見える。 現在レン達は東に向かう街道を歩いている。曲がりくねって、やや遠回りになるものの、魔物が少なく比較的安全とされている道だ。 「いやぁ、この大陸は美しい生き物が多いでゴザルな。つい見とれてしまうでゴザル。」 「それで迷子になってしまっては元も子もないぞ。」 「そうですよシュウ。ただでさえ道に迷いやすいのだから、気をつけて下さいよ?」 シュウの頭の上で、お面姿のセツナがお説教。そんな妙な光景にも慣れてきた。 「大丈夫でゴザル! こうやって道が示されているのに、迷う訳が…おぉっ、あれは何でゴザルか!?」 「って言ってるそばから貴様は〜!!」 これでは先が思いやられる。レンは目眩を感じながら、再びシュウを引き戻す。 「やれやれ、ですねぇ。」 セツナは、まるで他人事のようにのほほんとしていた。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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