1/5ページ目 第八話 はじまりは、鈴原のこんな一言だった。 「最近、フォルテ達ばかりが目立っていると思わないか?」 新キャラがしばらく出番多めになるのは仕方のない事だろうと思いながら、速水はどことなく嫌な予感を感じずにはいられなかった。 「ん…確かにそうかもな。」 「かも、ではない。」 危機感に欠ける速水の返事に、ぎろりと鈴原の目が鋭く光る。 「…このままでは主人公に魅力がないとか言われた挙句に主役交替なんて事にもなりかねんぞ?」 「…はぁ。」 別にこんな話の主役になってもツッコミで苦労するだけだろ、と速水はどうでも良さげに聞いていた。 「そしてフォルテの活躍を貴様はハンカチ噛み締めながら草葉の陰から見つめる事になるのだ。」 「って死ぬのかよオレは!?」 「速水…お前の事は、忘れない…」 わざとらしく演技をして、悲しげな表情をする彼女に、 「死ぬ前提で話進めんなぁぁぁ!!」 速水の絶叫が轟く。 出番は減っても、ツッコミと扱いは相変わらずである。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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