1/5ページ目 第七話 「いつまでそうやって馴れ合いを続けるつもり?」 薄暗い空間に相応しい、冷たい声が響く。 氷のように冷えきったまなざしが、フォルテを真正面に捉えている。 「キミらしくない。くだらない迷いなんか、捨てちゃいなよ。」 アルトの容赦ない言葉に、フォルテは目線をそらした。 「俺は迷ってなんか…」 彼にしては珍しく歯切れの悪いセリフ。 嘘のつけない奴だ、とアルトは呆れる。 「…あっちの世界で仲良くなった子?」 「!」 図星を突かれた碧の瞳が、僅かに揺れた。 「レンは…関係ねぇ。」 「欲しいなら手に入れればいいじゃない…力ずくでさ?」 去り際に狡猾な笑みを残して、アルトは暗闇へ消えていく。 「…っ」 フォルテの心を、大きく揺さぶって。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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