1/5ページ目 第三十五話 どす黒い『影』に取り憑かれた闇の女王。 彼女が操る黒い茨が不気味に蠢いて今にも襲いかかろうとする中、 「…話をしよう。」 アルペジオがおもむろに口を開いた。 「前回までのあらすじ! オルフェに連れ去られて敵の本拠地ど真ん中に囚われてしまった可哀相なラルゴ王様は果敢にもオルフェの説得を試みたが空気を読まない変な影の邪魔が入ってオルフェは暴走、ラルゴ王様は鼻血モノの触手プレ…じゃなかった、オルフェの操る茨に拘束されてその場にいたロンドと颯爽と駆けつけた僕達は協力して戦う事になったとかならなかったとか!!」 と、ここまでを一息に言い切る。 「あらすじ長いし主観入り過ぎだし触手プレ…とか言うなぁ!!」 言い終わるのを待ってからツッコミを入れるのは彼の相方の兵士、ベース。 「賑やかだねぇラルゴちゃん。これじゃ毎日楽しそうだ。」 「お前さんの所もなかなかだと思うけどな…」 若者二人の騒がしさに大人達は顔を引きつらせつつ笑う。 「一応これ、決戦だと思うんだけどな〜」 「あはは、らしくていいんじゃないか?」 「ラルゴちゃんまでそういう事言っちゃうし…」 おおらかな王は自分が茨に縛られている事も忘れて呑気に笑った。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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