1/5ページ目 第三十二話 他人の姿と能力をコピーするのがアルトの力。 彼はその力で己の姿を変え、今まさに鈴原を惑わそうとしていた。 「ロックが真っ先に倒されたのはある意味好都合だったよ。」 アルトの全身が光に包まれ、形を変える。 次の瞬間現れたそれに鈴原はぴくりと反応した。 「その姿は…!」 「嘘だろ…」 何より驚いたのは速水だ。 何故なら… 「オレが、二人?」 「どう? ソックリでしょ♪」 速水そっくりに変身したアルトはニヤリと笑う。 「大切な仲間の姿に君は攻撃出来るかな、コーラス王女?」 よく見知った幼馴染の顔が、見た事のない表情になって。 それに鈴原は、 「なるほど…少しは楽しませてくれるようだな。」 アルトより凶悪な笑みでそう言うと、冷気の剣を構えた。 (ってどこの敵キャラ…しかもボスクラスだし。) どう見てもヒロインじゃあありませんから! 本物の速水は内心でそうツッコミを入れた。 『ぶら☆夢』屈指のドSキャラ対決の幕開けである。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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