1/4ページ目 第十四話 王を助け出すべく、果敢に敵に立ち向かう兵士達。 数の上では不利を強いられている筈のアルトは、ニヤリと笑みを深くする。 「くらえぇぇっ!!」 アルペジオの剣が迫る、その刹那。 「…俺を、攻撃するのか?…アルペジオ。」 「!」 そこにいた筈のアルトが、護るべき主君…ラルゴになっていた。 「…甘い!」 動揺によって生じた僅かな隙を逃さず、ラルゴはアルペジオを弾き飛ばす。 「うわぁっ!?」 「アル!…こいつっ!!」 入れ替わりにベースが飛び掛かるが、槍さばきにキレがなく簡単に避けられてしまい返り討ちに遭う。 「ふん、遅い!」 「ぐあっ!!」 吹っ飛ばされたベースは壁に激突し、そのままずり落ちる。 「う…」 「…全然だな。頭じゃあわかっているんだろうが、この姿じゃあやりにくいか?…クックックッ…」 ラルゴの姿を借りたアルトは不気味に笑う。 それは、兵士達も見た事がない王の表情だった。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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