1/5ページ目 第二十七話 「本当に…心配したんですよ? オルガン…」 ぎりぎりぎり。 目に涙を溜めながら、オペラは愛する夫を見つめる。 その手には、彼女の能力である雷の鞭が。 「ぐっ…絞まってる、絞まってるってオペラ…」 オルガンの悲痛な訴えも無視して、彼女は続ける。 「この数年というもの、貴方の無事は全くの不明でした……もしかしたら、もう貴方は……そんな考えも頭を過りました。」 その間も容赦なく鞭でぎりぎりと夫の首を締め上げる。 「はう……ギブギブ…っ」 「オペラさん! このまま行くとその“もしかしたら”が現実になっちゃいますから!!」 ちょっと…いや、かなりやばそうなオルガン。 思わず速水が待ったをかける。 「あら、この私を待たせたのですもの。このぐらい序ノ口ですよ?」 静かに、笑顔でオペラは言った。 さすがはあの鈴原の母親である。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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