1/5ﾍﾟｰｼﾞ目 第二話 気高く荘厳な雰囲気が漂う空間。 そこはまるで… 「ゲームに出て来る王様のお城みたいだな。」 ていうかまぁ、城なんだが。 「私達はこれから魔王退治でもさせられるのか？ひのきの棒とたびびとの服渡されて。」 えらく具体的な話である。ちなみに、着替えの服なら渡された。 「なんかだんだんそんな気がしてきたな…それにしてもリュート、だっけ？あいつ、どこ行ったんだ？」 二人をここに連れて来た、鈴原そっくりの少年…リュートは、城に着いた途端にどこかへ行ってしまった。 「パジャマを着替えたのはいいが、この格好なんかこう…」 いかにもファンタジーな服装を、速水はまじまじと見つめる。 「コスプレだな。」 「それを言うなよ…」 ズバリ言われて、彼は肩を落とした。 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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