1/5ページ目 第十九話 クレッシェンドのパーティー会場では、それぞれが思い思いに楽しんでいた。 酒を片手に談笑する者や、未成年だが雰囲気だけで酔っ払ってしまう者も。 それはとても和やかで、 「…とても、これから決戦に赴くとは思えんのぅ……否、だからこそ、か…」 その様子を眺めながら、ピッコロは苦笑した。 「胸中複雑のようだね、じーさん。」 ふいに、頭上から声がかけられた。 「ばーさん…」 見上げれば、ここまでその呼び名が不釣り合いな者もいないであろう美女がそこにいた。 「いよいよ、なんだね?」 「…そうじゃよ。」 ピッコロは再び子供達に目を向ける。 実に楽しそうな光景。 「あと少しだけ…そう思うとキリがないものじゃのぅ。」 彼はやれやれと肩をすくめると、決意したかのように歩き出した。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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