1/5ページ目 第十二話 「負けるな! 行け! き〜らめき戦っ隊っイ〜ケ〜メン〜ジャー♪」 サックスの楽しげな歌声が響く。 彼はこうやって放課後の誰もいない廊下で歌うのが大好きだった。 「アッちゃ〜ん、部活行くぞー!」 彼が気分良く教室のドアをドアを開けると、そこには。 たまたま後輩の教室に顔を出した二年生、日下部新と… それに気付かずすやすやと寝息をたてるアレグレットの姿が。 「アッちゃん…!?」 彼はよほど安心しきっているのだろう。 普段は隠している、彼の種族の象徴、狼の耳と尻尾が出てしまっていて、 (見られてるー!!) 日下部はそれをじっと凝視していて、 (ど、どうしよう…いくら何でもこれは…) かなりマズい事態だ。 にもかかわらず、当のアレグレットは… 「むにゃ…ダメだよサックス…お一人様一個までって、書いてあるだろ…」 実によく眠っていた。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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