1/5ページ目 第十一話 どんよりと曇った空。 額に手をかざして、ハープは天を仰いだ。 「うっわぁ、なんだかアヤシイ雲行きだねぇ。」 全くその通りだ、と速水は思った。 「な、なぁ、他の日にしないか?」 「どうしたマコト、具合でも悪いのか?」 心配そうにリュートが尋ねる。 どう答えようかな、と考えていたら、 「仕方ないよね。こんな空じゃあ気分まで暗くなっちゃう。雨でも降るのかなー」 するとコードがハープの手をとり、 「たとえ雨でもお前がいれば俺の心は青空だ、ハープ…」 「コード…嬉しいっ☆」 炸裂バカップル。 「とっとと終わらせてさっさと帰るぞ。」 一気に馬鹿馬鹿しくなった。 (天気が悪くならねぇうちに、な。) 隣では鈴原が、ぼんやりと暗い空を見上げていた。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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