番外編

【〜コラボってGO☆留学生がやってきた〜棗さんへ・コラボ
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〜コラボってGO☆留学生がやって来た〜


「………なんかこのツッコミ前にやった気がするんだけど…なんだこのタイトルは。」
「まぁ、そのまんまだな。ちなみに今は『ぶら☆夢』の世界ではなく作品ごちゃまぜカオス学園モノの『夢彩学園』の方だ。」
「またエラくぶっちゃけ&端折った説明を…読者がついて行けなかったらどうするんだよ鈴原。」

どんな所でもマイペースを貫く凛とした美少女…幼馴染の鈴原の言葉に、どんな所でもツッコミを忘れない少年…速水はやはりツッ込んだ。

すると彼女はゆっくりとこちらを向き、全てを魅了する女神のような微笑みで、

「知るか。」
「読者・ザ・置いてきぼり!?」

…とまぁ、これがいつもの彼等のやりとり。

ここ夢彩学園、1年A組の名物なのであった。

「こら速水、HR始めるぞ?」

速水達の担任、ファングが苦笑する。
微笑ましいと思う反面、教師としては話が進まないのが困りものだ。

「う、なんでオレだけ…」
「日頃の行いと役割的なモノだ…まぁ有り体に言えばそれはお前が」
「速水だから、だろ?…はぁ…」

などと隣同士の席で漫才を繰り広げていると、ふいに教室のドアが開いた。

そして現れたのは、クラスの誰もが見覚えのない銀髪の少年だった。

「む…誰だ?」
「転入生か? ファングせんせー」

速水の後ろの席から金髪の少年、ルーツが身を乗り出す。

「惜しいな、正確には…」
「律空学園から来ました、シリエルです。これから一週間、この夢彩学園で留学生として学ばせていただきます…よろしく。」

シリエルはそこまで言うとペコリと一礼する。

「留学生かぁ…」
「そういう事。席は…速水の隣が空いてるな。」

ファングに促されて速水の隣、鈴原とは反対側の席にシリエルが向かう。

「…速水、って言うの?」
「ああ、速水誠だ。よろしくな、シリエル。」
「シン、でいいよ…マコト。」

爽やかに迎える速水に、ニッコリと微笑むシリエル。

「…それが恋の予感だという事に、少年が気付くのはまだまだ先の話…」
「こらそこ、変なナレーション入れるな。」

なにはともあれ、こうして一週間の物語が幕を開けた。
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