1/5ページ目 〜ミミック☆パニック〜 「なぁマコト…俺の事、好き…?」 「へ?…ええっ!?」 いきなりそんな事を聞かれ、ツッコミ主人公・速水はたじろいだ。 橙の眼と頬の二本傷が特徴の白髪の青年は、ネイン・サンダース。 先日速水達の世界(正確には、速水達が侵略者の手から救うべく戦う世界)に迷い込んで以来、仲良くなったのだが… 「ちょっ、ネイン…さん? こういうのはきちんとした順序ってモノが…」 「そんな焦れったいの嫌だよ、俺…」 「ひっ!?」 橙色の瞳を潤ませ、ネインは速水を見つめる。 どこか女性的な顔立ちではあるが、彼はれっきとした男だ。 速水はそう自分に言い聞かせながら、どうにかこの場を切り抜けられないか思考を巡らせるが、 「俺、もっとマコトと仲良くなりたいんだ…ダメかな?」 「〜っ…」 しおらしい声とは裏腹にがっちりと捕まえられて、いよいよ危機が迫る。 そして、速水の中で何かが音を立てて切れた。 「おっ、お友達から! お友達から始めましょうっていうか助けてぇぇぇ!!」 かつてない程のピンチに混乱する速水。 …と、そこに。 「人の姿で何やってんだよ、エイト!!」 別の声に顔を上げれば、そこにいたのは速水も見知った人物。 …と、いうよりも。 「ネ、ネインが、もう一人…?」 「あん、もう…いい所だったのに★」 「!?」 もう一人の登場に"エイト"は悪戯が見つかった子供のような顔をする。 「つーか、俺の姿で女言葉はやめてよ…」 「は〜いはい♪」 にっこり笑うと全身が光に包まれ、ゆったりと波打つ薄紅の髪の美女が現れる。 「へ、変身…?」 「そーゆーコト☆ エイト・フレイウォールよ。よろしくね、マコト君♪」 「よ、よろしく…」 だがそんな事よりも、 (は、早く退いてくれねーかな…) なんて言えないでいる速水であった。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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